私の人間関係には、3つのグループがある。

1つめは、酒田で作られ、酒田でのみ有効なグループ。

2つめは、酒田で作られ、東京でも有効なグループ。

3つめは、東京で作られ、東京でのみ有効なグループ。

…今は埼玉県民だろって?モグラ

 話がややこしくなるので、東京で勘弁して下さい…


2つめはなかなか変わっているのではないかと思うのだけど、

要するに同郷の仲間でよく集まって飲んだりしているので、

こういう変わったグルーピングになるのだ。でも幸せなことだ。


問題は1つめと3つめで、進学や就職の際に親元を離れて

一人暮らしを始めた人にとっては共通の悩み…というか

共通の感覚なのかもしれないけど、

この2つのグループそれぞれの中にいる私が、どうしても

別々の私のような気がして、ちょっとひっかかっていた。


1つめのグループにいる人達は、小さい頃からの私を

よく知っている。逆に言うと、今の私のことをよく知らない。


3つめのグループにいる人達は、今の私とは仲良くして

くれるけど、「今ここにいる私」しか知らない(当然だが)。


おまけに、1つめのグループと3つめのグループでは、

使われる言語まで異なる(共通語と酒田弁)。

2つめのグループでは混在していてややこしいので省略。


だから私は、一緒にいる人によって、振る舞い方を少しずつ

変えなければならなかった。というか、自分で変えていた。


私は4時間という列車の旅の中で、

山々に囲まれた水田を眺めたり(つばさルート)、

日本海に沈む夕日を眺めたり(いなほルート)しながら、

この2つのグループの間を移動しているのだと思う。

うとうとして、ふと目が覚めると

もう一方のグループの私に変身していたりする。

とても奇妙な感覚だ。まさに「ワープ」なのだ。