フィロのス初の単独東名阪ツアー初日にして初バンドセットワンマン at 恵比寿LIQUIDROOM。
これは書き残しておかないといかんでしょう。
最終的に名古屋、大阪も完売しただけあり当日のリキッドはパンパン。
BGMがEW&FからCHICの「Le Freak」に変わり観客から大歓声。
予想通り生演奏の「Funky But Chic」で緞帳が開くとまずdr.のアクリルパーティションが目に入って本気度にニヤリ。
ステージ中央で若き日のナイル・ロジャースみたいな黒人MCデイビッドがメンバーを呼び込む。
フィロのスのワンマンでは恒例の1曲目から新曲で「イッツ・マイ・ターン」(タイトルはライブ後に判明)
これが良い。マニアックになりすぎず絶妙なソウルディスコ歌謡で一般にもウケそうだ、と思ったら8月にはシングルとしてリリースされるそうで。こりゃ売れるぞ( ̄ー ̄)
2曲目は最早アンセムの一つ「アイドル・フィロソフィー」
客席のシンガロングを煽るメンバー。
実はここまで少し歌声が硬いかな?と思ってたけど次の「ライク・ア・ゾンビ」で完全にスイッチ入った感じが凄かった。
そこからは前回のワンマンを上回る声量と全力の中にも余裕を感じさせるパフォーマンスが続く。
個人的には「バイタル・テンプテーション」から「エポケー・チャンス」の流れで軽く昇天w
バンドメンバー紹介からの日向さんのシャウトはライブならではの醍醐味。
ここでようやく新衣装についてのMC。
奥津「初めてのベレー帽がポイント」
日向「初めて丈直さず履けたジーンズ」
佐藤「肉体美を活かせる衣装」
十束「世界一いやらしくないスポーツブラ」
「次はバンドセットが映える曲が続きます」
という言葉の後に今回最も意外だった「アルゴリズムの海」。
まさか生バンドでやるとは…ところがこれがメチャメチャハマって良かったから判らないもんです。
さすがにタブラとシタールは本物じゃなかったけど(笑)
「アイム・アフター・タイム」は宮野さんのエレピでスローなジャズアレンジのイントロでPRISMの「Love Me」が始まるかと思ったw
定番の「コモンセンス・バスターズ」に続きまた新曲「ライブ・ライフ」はかなりポップ。
振り付けはでんぱ組inc.をやってる人だそうでかなり新機軸(上の写真はその1シーン)
きりがないので端しょって…
宮野さんのナイル・ロジャースリスペクトが炸裂したカッティングで沸いた「すききらいアンチノミー」で一端幕。
ここまで衣装替えもなくパフォーマンスで見せきったのがフィロのスらしいなと。
アンコールの「ジャスト・メモリーズ」は福田さんのエレピでしっとりと。
総括MCではやはり十束さんの「ずっと3人を追いかけて歌もダンスも頑張って遂に円形脱毛症になった(笑う所だそうでw)」という葛藤の吐露が響きましたねぇ。
「彼女が出来なかったり仕事が上手くいかなくて凹む事もあるだろうけど私を見て頑張って」
とちゃんとオチをつけるのが流石(笑)
ラストは当然「ダンス・ファウンダー」
これは凄かったの一言。
全体として最も印象的だったのは終始主役はメンバーで一流ミュージシャンに「歌伴をして頂いてる」のではなく、ちゃんと「バンドを従えてる」感を感じられた事ですね。
間違いなくフィロのスベストバウト。
素晴らしい1日でした。
【セットリスト】
SE Funky But Chic (MC デイビッド バンド演奏)
01 イッツ・マイ・ターン(新曲初披露)
02 アイドル・フィロソフィー
03 ライク・ア・ゾンビ
04 オール・ウィー・ニード・イズ・ラブストーリー
MC
05 夏のクオリア
06 好感度あげたい!
07 バイタル・テンプテーション
08 エポケー・チャンス
MC
09 アルゴリズムの海
10 アイム・アフター・タイム (新アレンジ)
11 コモンセンス・バスターズ
MC
12 ライブ・ライフ(新曲初披露)
13 ラブ・バリエーション
14 ドグマティック・ドラマティック
15 ベスト・フォー
16 すききらいアンチノミー
[アンコール]
17 ジャスト・メモリーズ
MC
18 ダンス・ファウンダー
MC
バンドメンバー
Dr. 城戸紘志 (@milincpote)
Per. 早藤寿美子(@Rhythm_Sumiko)
Ba. 砂山淳一(@sunapanng)
Gt. 朝井泰生
Key. 福田裕彦(@YasuhikoFK)
Gt. Key. 宮野弦士 (バンマス)(@GentoMiyano)