ー続きです。
"Sleeping Beauty"
予想通り着替え曲でしたね。
ただそこはライゾマが絡んでるだけあって、単なる映像ではなく
各会場で実施されてた3Dスキャンを利用した観客参加型という画期的なもの。
ファンのスキャンデータで構成されるPerfumeが実体化してまたそこから1人を抽出すると
Perfumeになるという…って文字で説明しても観て無い人には伝わらないだろうなぁ(-_-;
(抽出する場面はどうしてもエヴァの人類補完計画を連想しましたがw)
また、SoLの球体を割って3人が出て来る場面で椎名林檎の「本能」を思い出したのは
僕だけではないはず(笑)
のっちはエルボーじゃなく蹴破って出たかったんじゃないかな?ww
で、曲終わりでスクリーンに「Are you ready?」の文字から「Party Maker」のタイトル。
"Party Maker"
メインステージに組まれたワンルーム・ディスコのMVみたいなセットがテトリスみたいな
バックの映像と連携して上下に動く。そこに乗ったPerfumeが踊りまくるというもの。
位置付けとしては「JPNスペシャル」や「掟」の感じなんだろうけど、『うーむ…』という感じ。
やはり無理矢理テンションを煽るのは『はいはい』と醒めてしまうんだよなあ。
正直言って全く印象に残っていませんヽ(;´ω`)ノ
"Spending all my time"
"Party Maker"終了後"Samt"のイントロでセンターの出島に3人が。
イントロが流れた瞬間、女性の歓声が多かったのは印象的でした。
カンヌ効果でこの曲はすっかりメジャーになったのを実感しましたね。
ここで当然プロジェクションマッピングがあったんですが、映像がドーム仕様なのは勿論
衣裳は相変わらず真っ白ながらカンヌバージョンより簡素化というか進化型だったのがライゾマらしいなとw
もっともなぜそうだったのかは曲のラストのコンピューターシティのポーズで分かるんですが。
シティ頭のポーズで終わったとこで衣裳早替え。
ブラッドレッドの衣裳になりコンピューターシティとMCを挟んでのエレワ。
~からのPerfumeカーに乗り込んでサンタコスΣ(・ω・ノ)ノ!でサインボールを投げながらのジェニー。
この辺のブレイク前の旧曲はメインステージ以外だったのが象徴的な気がしたけどそれは後述。
メインステージ正面にぽつんと置かれたケーキを模した小島に着いてワンコ。
再びカーに乗る際に例のドラえもん寸劇(笑)24日がかしゆか、25日がのっちでした。
かしゆかは現ドラえもんにかなり似てたんじゃないかと思います。
殆ど『僕ドラえもんです』で押し切ったけどww
それに比べてのっちの惨状が…ヽ(゜▽、゜)ノま、『はよ乗れや』を生で聞けたので良しとしますかw
で、メインステージに帰り着くまで生歌での"未来のミュージアム"。
メインステージで延々20分以上のP.T.A.コーナーと謎のサンタ雪だるまコーナーの後
ようやく"だいじょばない"。こっちがだいじょばない感じになったわ(;^_^A
戻ってすぐ始めてればカッコ良かったのになあ・・・
ポリとチョコからの"MY COLOR"はもう仕方無いかなと思って素直に聴いてました。
"MY COLOR"後に各人の挨拶で24日は笑顔で終わったものの25日にはあ~ちゃんはともかく
かしゆかが涙を。思えば彼女にとってもリベンジだった今回、感無量だったんでしょうねえ。
本編終了後、個人的にもっとも観たかった"Dream Land"。
いやぁ素晴らしかった。
羽根の衣裳はベタと言えばこれ以上ベタもないけど風の演出と相まって効果的でしたね(^_^)v
この曲を前記事セトリの記述であえてエピローグとしたのは訳があります。
通常ならアンコールという事なんでしょうが今回に限ってそれは当てはまらない。
なぜMC無しで1曲だけやったのか。
このドームライブがバレエやオペラと同じひとつのステージアート作品と考えれば合点がいくかと。
そして前回ドームの"GISHIKI"との繋がりもある。
まさに'カギカッコ閉じ'だったと思います。
【総評+雑記】
まず今回の基本コンセプトは2010年のリベンジで間違いないでしょう。
メンバーが再三口にしていた今年の活動がドームの為にやって来たというのをみても
また、今まで心残りだった事象に全て落とし前を着けてきた今年の動きからも
特に東京ドームでのライブがTeam Perfumeとして最後に残ったリベンジで
これをやらないと次に行けないと考えてのライブだったんじゃないかと思います。
● ステージレイアウトの謎解き
前記の様に今回のレイアウトテーマは「子宮=地球」ではないかと。
また、Perfumeカー・パートでの3曲も意味深です。
移動中2曲に分けたのは、延々とぐるぐるゆーでダレてしまった前回の反省もあったんでしょうが
更に意味を持たせたような気がします。
前半がWT1、で『新しい場所でうまくやっていけるかな?』というワンコからの
WT2で"未来のミュージアム"というね( ̄ー ̄)
まぁ単にPerfumeがボール投げたかっただけかもしらんけど(笑)
● 世界観の構築
挿入された過去曲がなぜシティとエレワだったのか?
これは他の方も指摘されているように"Enter the Sphere"と"Dream Land"が近未来3部作への
アンサーソング的作りになっているからだと思います。
また上記のステージセットの話にも繋がるけど、前回ドームの"GISHIKI"で「Perfume」と
契約を結んだ3人が新たに孵化して電脳世界から舞い降りたというふうにも観る事が出来ないか?
そこで思い当たったのが、そういう設定のステージングを最近やっているのがベビメタじゃん、と。
しかもMIKIKO先生じゃん、と(笑)
いや、冗談でなく案外影響あるような気がするんですけどねえ( ̄ー ̄)
さて今回の総評としては、ひとつのショー作品と観れば曲の構成も含めて完璧。
それだけに相変わらずのMCコーナー(特にP.T.A.)がなければ…と思わざるを得ない。
その振り切れなさがPerfumeらしいと言われればその通りながら、逆に限界でもあるなと(;^_^A
とはいえ凄いライブをやってのけた事には変わりありません。
いずれにしても今回でこれまでのPerfumeは真の意味でいったん完結というべきでしょう。
来年はおそらく何らかの大規模ツアーがあるはずだから年内はもう何も告知はないでしょうね。
静かに年の瀬を過ごしたいと思いますw
お会い出来た全ての方々にはありがとうございましたーSEE YOU NEXT LIVE.
