行って来ましたラフォーレ原宿。
$Stairway to SEVENTH HEAVEN-ラフォーレ原宿
もうクリスマスかい!orz(SEE BY CHLOEのタイアップみたいですけど)
それにしても週末の原宿はなぜあんなに人が多いんだろう(;^_^A



ーさて、今回書く事が多いのでとっとといきます。





時間通りに開場にはなったんですが、なぜかロビーで開演予定の19:00直前まで待たされる事に。
今考えると『無線による演出への影響が出るので携帯の電源を必ず切って下さい』との
注意があったとおり、万一を考えての措置だったのかもしれません。

中に入るとまず目に飛び込んで来たのがパフュファンならお馴染みの色が変わる例のバルーン。
ドームで見たヤツの縮小版が天井から11個程吊られて空調の風で揺れていました。




気になるステージは極めてシンプル。
多少でもイメージしやすいかと簡単な図にしてみました。

$Stairway to SEVENTH HEAVEN-イレブンプレイ俯瞰図

グリーンのエリアは偶然ですがアメブロの界隈が固まってました。
(他にもいらっしゃったみたいですが、面識がある方という意味で)
見渡せば周り中知った顔でPerfume関連で来た人が多い事・・・(笑)
会場にはKSK氏の作らしい電子音が鳴っていました。

赤いが僕の席。最高の場所です(o^-')b
一番前の方が良いと思うでしょうが、これだけ近いと
意外に居心地悪かったりするんですよね。
お一人リーマンコスで参戦(違)の人も目のやり場に困ったとかww





ステージセットの初期配置は下記の通り。
$Stairway to SEVENTH HEAVEN-イレブンプレイステージ初期設定

ステージの高さはおよそ30cmくらい。
ダンサーが立ってると前列の客席はいい具合に見下ろされる感じですなw
階段状の箱と中央のキューブは場面に応じて演者が移動させます。

15分押しくらいで会場中が暗転。
暗闇の中、最初の図にあるオレンジの矢印の様にステージへ歩いて来る人影が一つ。
そしてステージ上には5人登場してキューブ上に体育座りして一拍おいた後
ステージにノイズ映像が走ると共にブリブリの低音が効いたエレクトロニカが響いて開幕。

平ステージに直立していた一人だけ純白ヒラヒラの衣裳の彼女が突如這いつくばり
床にのの字を書く様な動きをすると、連動して光の映像が現れる。

キューブに座った5人は肌色の全身タイツ(全身でも無いか)のみ。
色がついた衣裳はこれくらいで、あとは白と黒だけでした。

程なく白い彼女が捌けて5人のダンス。
さっきの彼女も含め皆頭にはソフトボール大の白い球体付き。
何かのコントローラーみたいな意味なのかな?

天井から白いワンピースがそれぞれの前に下がって来ると皆喜んで着始める。
舞台袖から別のメンバーが一人ずつ登場して階段セットに登ってダラッと座ると
よく分からない言葉で会話を始める。
多分セリフを逆再生してると思ったんだけど、どうなんだろ?

この2人の会話シーンは象徴的で、何回か出て来ます。そしてこれこそ
MIKIKO先生が一番好きな映画に挙げた「ひなぎく」にある冒頭シーンそっくりという( ´艸`)
事前に観ておいてよかったw


"white-screen"インタビュー








全部書いていくときりが無いので(構成を細部までは覚えてない言い訳w)
以下印象的なシーンをザクッと挙げていきます。


● 映像でドットの雨が降る中、透明傘を差したダンサーのシーンは
不自然なガールを思い起こさせたり、別の群舞でモロにヴォーギングがあったりw

● 後半くり返される激しいストロボの明滅(関さんやり過ぎw)はまさにリアルButterfly。

● 掟に酷似したフレーズが出て来たり・・・と

Perfumeファンにはニヤリとするシーン満載でw

途中「You'd be so nice to come home to」がちらっと使われてたのは驚きましたね。



集団でヒップホップ的なダンスをするシーン等は
盟友Tomomi Yoshimuraさんによるものかもしれません。
特に黒づくめのコーナーは見事でしたね。
もちろんダンサーも素晴らしかったんですが。



また真鍋大度謹製の光の演出は更に進化してましたね(^_^)v
動きに連動した床に現れる光の造形やアミダみたいな線の動きは美しかったです。
本当はドームであれをやりたかったんだろうなー。

そして今回のパフォーマンスで圧巻だったのはラスト近くでipadを使ったシーン。
メンバーが各々ipadで顔のアップを出したり色だけになったりと、いかにも
『今』な演出でした。あれをリアルタイムでやるのは難しそうですなあ。

一番最後の一人だけ画面が出ず逆向きに持っていたのは「ドット」
または「ピリオド」の意味だと思ったんですが。

ラストのメンバー紹介も、一人ずつ登場しスクリーンに映るドットをなぞると
次の人の名前が出るという洒落た演出。


全体の意味するところはまさにインタビューでMIKIKO先生がおっしゃってる

『「dot.」のピリオドを覗くとそこから見えない世界が見えて来る、
ピリオドで締めくくられていても、その先には何かがあるというコンセプトです』



という言葉に込められているんじゃないかと。





終了後は当然、しばしロビーで界隈の馴れ合い。
そうしてると出演者の皆さんも知り合いと挨拶に出て来たりして
ついにMIKIKO先生を1mの至近で目撃しました。泣いてましたね。

ラフォーレ自体の閉館時間だというので出ようとしてたら何と関さんを
道明寺さんが発見。
10人以上の見ず知らずのオッサンから『お疲れ様でしたっ!』と挨拶されて
ビックリしたでしょうねぇ(笑)
それでも『あ、どうも』と笑顔で降りていきましたがww




その後グダグダなオフ会に突入しましたが、なかなか楽しかったです。
皆さんありがとうございましたm(_ _ )m

『インド人だけの店には時間を気にする時に入っちゃダメ』というのも分かりましたしね(笑)










ともかく今回行って良かった。
ドームの「掟」が一般向けにいかに薄められていたかも痛感しました。
何しろedge-⊿MIXや掟以上のハードなパフォーマンスを1時間以上ぶっ続けですからね。
流石に最後の全員のシーンでブレイク時には息が上がってるのがよく分かるという凄さ。






そして、今後ますますMIKIKO先生の色が濃くなるであろうPerfumeについて
演出の意図を読み解く為にも、全てのファンに「ひなぎく」を観る事を勧めます。


難解な内容ですがこれが少しは理解の助けになるかも。

イメージフォーラム「ひなぎく」作品解説





【追記】

ああっ、何で気がつかなかったんだろう。
今回の上演時間は75分。・・・「ひなぎく」の上映時間と同じだ!!Σ(゚д゚;)







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