『六本木アートナイト2010』を味わおうと東京ミッドタウンに行ってみたものの
やはり本チャンは夜のうちだったため、街中に大したものは見つけられず。残念(´・ω・`)
ガレリア入り口前プラザ広場にはミッドタウン三周年のバースデーケーキがww
中央の穴が無ければ、もっと日常の中の非日常感が出たんだけどなー。
そのまま帰るのも癪なので、「21_21DESIGN SIGHT」(簡単に言えば美術館)で開催中の
『クリストとジャンヌ=クロード展 LIFE=WORKS=PROJECTS』を見て来ました。
クリストとその伴侶でありパートナーのジャンヌは40年以上に渡り様々なプロジェクトを実行してます。
どの作品もそのスケール、短期間の展示で撤去される理由から当然展覧会といっても、完成時の写真と
事前にクリストがプレゼン用に描いたドローイングやコラージュの展示になります。
クリストというアーティストは60年代の活動初期からスケールの大きい作品を残してますが
アートに疎い人も80年代の「アンブレラ・プロジェクト」はどこかで聞いた事があるのでは?
(アンブレラと言ってもバイオハザードとは関係ありません、念の為ww)
↑このように広大な面積をアンブレラで覆ってしまうというものです。
彼の基本は、布でありとあらゆるモノを梱包したり覆ったりという作風で、梱包ものの代表作がこれ。
70年代から延々折衝を繰り返して、95年にようやく完成したドイツ・ベルリンの議会堂「ライヒスターク」
見て分かる通り、建物全体を布と紐で梱包してしまったわけです∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
勿論闇雲に縛った訳ではなくて、予め綿密に計算して綺麗なプリーツが出る様に作られています。
これ以前も映画「ポンヌフの恋人」で有名なパリのポンヌフ橋を梱包したり。
うーん見事。ただ贅沢を言えば、紐の掛け方がもう少し綺麗ならなー、と。
計算づくなんだろうけど、日本の縄師の人と組めばもっと芸術的な縛り方が出来る様な…
新東京タワーが出来たら、今までの東京タワーを話題作りで梱包してみませんかクリストさんww
見てみたいもんだ、亀甲縛りの東京タワー(爆
閑話休題。
さて上記に限らずこれらのプロジェクト、当然予算は億単位。
彼らが凄いのはその予算を全て自前で用意して取り掛かる事でしょう。
普通はどこかの企業なり財団、あるいは国の支援のもと実施しますが、そうなると必ずバカな注文や
制限を言い出す輩がいます。彼らはそれを嫌い、自分達の表現の自由を守るため頑として一切の寄付を
拒否したそうです。
では財源は何かと言うと、クリストがプロジェクト用に作成したドーイング、オブジェ、コラージュ等
を売った収入と個人で銀行から借り入れをした金を当てたとの事。
それだけ一点ごとが凄い値段するんでしょうなww
また、実施に際しての諸々の交渉は10年単位は当たり前というから気が遠くなります。
そんなに苦労しても直前で没ったりする事もあるんですからね。
クロード夫妻は三宅一生氏と20年来の親交があり、今回の展覧会も三宅一生デザイン文化財団が
音頭をとったものだそうです。
これらの布による梱包シリーズを見ると、三宅一生氏と気が合うのも分かる気がしますね。
まるで氏の「PLEATS PLEASE」とコンセプトは同じですし。
この特別展企画起ち上げと前後して昨年奥さんであるジャンヌさんが急逝されてしまったそうですが
クリスト氏はその遺志を継ぐ為にも、今尚、1977年に開始された「マスタバ、アラブ首長国連邦の
プロジェクト」と1992年に開始された「オーバー・ザ・リバー、コロラド州アーカンザス川の
プロジェクト」を完成させるべく活動中です。
願わくば、予定通り完成しますようお祈り申し上げます。
やはり本チャンは夜のうちだったため、街中に大したものは見つけられず。残念(´・ω・`)
ガレリア入り口前プラザ広場にはミッドタウン三周年のバースデーケーキがww
中央の穴が無ければ、もっと日常の中の非日常感が出たんだけどなー。
そのまま帰るのも癪なので、「21_21DESIGN SIGHT」(簡単に言えば美術館)で開催中の
『クリストとジャンヌ=クロード展 LIFE=WORKS=PROJECTS』を見て来ました。
クリストとその伴侶でありパートナーのジャンヌは40年以上に渡り様々なプロジェクトを実行してます。
どの作品もそのスケール、短期間の展示で撤去される理由から当然展覧会といっても、完成時の写真と
事前にクリストがプレゼン用に描いたドローイングやコラージュの展示になります。
クリストというアーティストは60年代の活動初期からスケールの大きい作品を残してますが
アートに疎い人も80年代の「アンブレラ・プロジェクト」はどこかで聞いた事があるのでは?
(アンブレラと言ってもバイオハザードとは関係ありません、念の為ww)
↑このように広大な面積をアンブレラで覆ってしまうというものです。
彼の基本は、布でありとあらゆるモノを梱包したり覆ったりという作風で、梱包ものの代表作がこれ。
70年代から延々折衝を繰り返して、95年にようやく完成したドイツ・ベルリンの議会堂「ライヒスターク」
見て分かる通り、建物全体を布と紐で梱包してしまったわけです∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
勿論闇雲に縛った訳ではなくて、予め綿密に計算して綺麗なプリーツが出る様に作られています。
これ以前も映画「ポンヌフの恋人」で有名なパリのポンヌフ橋を梱包したり。
うーん見事。ただ贅沢を言えば、紐の掛け方がもう少し綺麗ならなー、と。
計算づくなんだろうけど、日本の縄師の人と組めばもっと芸術的な縛り方が出来る様な…
新東京タワーが出来たら、今までの東京タワーを話題作りで梱包してみませんかクリストさんww
見てみたいもんだ、亀甲縛りの東京タワー(爆
閑話休題。
さて上記に限らずこれらのプロジェクト、当然予算は億単位。
彼らが凄いのはその予算を全て自前で用意して取り掛かる事でしょう。
普通はどこかの企業なり財団、あるいは国の支援のもと実施しますが、そうなると必ずバカな注文や
制限を言い出す輩がいます。彼らはそれを嫌い、自分達の表現の自由を守るため頑として一切の寄付を
拒否したそうです。
では財源は何かと言うと、クリストがプロジェクト用に作成したドーイング、オブジェ、コラージュ等
を売った収入と個人で銀行から借り入れをした金を当てたとの事。
それだけ一点ごとが凄い値段するんでしょうなww
また、実施に際しての諸々の交渉は10年単位は当たり前というから気が遠くなります。
そんなに苦労しても直前で没ったりする事もあるんですからね。
クロード夫妻は三宅一生氏と20年来の親交があり、今回の展覧会も三宅一生デザイン文化財団が
音頭をとったものだそうです。
これらの布による梱包シリーズを見ると、三宅一生氏と気が合うのも分かる気がしますね。
まるで氏の「PLEATS PLEASE」とコンセプトは同じですし。
この特別展企画起ち上げと前後して昨年奥さんであるジャンヌさんが急逝されてしまったそうですが
クリスト氏はその遺志を継ぐ為にも、今尚、1977年に開始された「マスタバ、アラブ首長国連邦の
プロジェクト」と1992年に開始された「オーバー・ザ・リバー、コロラド州アーカンザス川の
プロジェクト」を完成させるべく活動中です。
願わくば、予定通り完成しますようお祈り申し上げます。