言わずと知れた『仁義なき戦い』第一部のラスト、菅原文太演じる広能昌三のセリフですね。
そして、拳銃を撃つ際には最後の一発を残しておくのは定石でもあります。
関監督の(か、どうかは不明ですが)手持ちカメラの映像で始まるP⊿T DVDを観て、実はすぐに
連想したのは深作 欣二監督の『仁義なき戦い』のオープニングでしたww
P⊿T DVDは観れば観る程「ライブ映像を収録した娯楽作品」ではなく、Perfumeが10年間で結実させた
集大成を体現している「現場の空気自体」を切り取ったドキュメント映像と思えてきます。
その意味で最初から関監督は「ライブコンサートのDVD」を作るつもりは無かったのかもしれないとさえ
考えています。
僕の全くの想像でしかありませんが、そこが『bitter』のスイッチングとの決定的な違いではないかなと。
また、スイッチング以上に『bitter』で僕がどうも好きになれないのが曲中の分割画面なんです。
しかし今回はカット割りこそ多いものの、本編で分割画面に加工してある所はありませんでした。
それは『bitter』の時こそ、今回のDVDでよく言われる「映像作家 関和亮としての作品」を作ろうという
意欲でやりすぎ編集(笑)になったのではないでしょうか。
そして今DVDでは、ハナからそれとは違う意図で撮影プランを組んでいたと僕はにらんでいます。
Perfumeの成長と共に関さんも成長しているのも忘れてはいけません(笑)
彼は元々ビデオ作家では無くスチールカメラマンの出だというのも大きいでしょうが、ワンカットごと
画を切り取られても良い様に、少なくとも頭の中には絵コンテがあったと思います。
『どんなポーズも絵になる』MIKIKO先生の振り付けに呼応してかどうかは分からないけど、相乗効果で
ゾクッとする美しいカットもとても多かったんじゃないでしょうか。
ダンスの画の連続性や決めポーズを無視して非難を浴びるのも分かったうえで、瞬間の美を切り取って
積み上げながら、2009年10月15日の横浜アリーナの空間を再構築して映像に定着させる。
これこそが彼らが目指したものなのではないかと考えます。
そしてここでタイトルに戻りますが、全体の画作りを通してPerfumeの今を出し切った様に見えて
良い意味で余力を残してまとめ上げた余裕を感じます。
今回、ファンの間でさえ賛否に別れるのを見越して、triple-oの編集室で関監督がニヤッと笑いながら
こう呟いている気がするんですわ。
『Perfumeなら弾はまだ残っとるがよ。』
そして、拳銃を撃つ際には最後の一発を残しておくのは定石でもあります。
関監督の(か、どうかは不明ですが)手持ちカメラの映像で始まるP⊿T DVDを観て、実はすぐに
連想したのは深作 欣二監督の『仁義なき戦い』のオープニングでしたww
P⊿T DVDは観れば観る程「ライブ映像を収録した娯楽作品」ではなく、Perfumeが10年間で結実させた
集大成を体現している「現場の空気自体」を切り取ったドキュメント映像と思えてきます。
その意味で最初から関監督は「ライブコンサートのDVD」を作るつもりは無かったのかもしれないとさえ
考えています。
僕の全くの想像でしかありませんが、そこが『bitter』のスイッチングとの決定的な違いではないかなと。
また、スイッチング以上に『bitter』で僕がどうも好きになれないのが曲中の分割画面なんです。
しかし今回はカット割りこそ多いものの、本編で分割画面に加工してある所はありませんでした。
それは『bitter』の時こそ、今回のDVDでよく言われる「映像作家 関和亮としての作品」を作ろうという
意欲でやりすぎ編集(笑)になったのではないでしょうか。
そして今DVDでは、ハナからそれとは違う意図で撮影プランを組んでいたと僕はにらんでいます。
Perfumeの成長と共に関さんも成長しているのも忘れてはいけません(笑)
彼は元々ビデオ作家では無くスチールカメラマンの出だというのも大きいでしょうが、ワンカットごと
画を切り取られても良い様に、少なくとも頭の中には絵コンテがあったと思います。
『どんなポーズも絵になる』MIKIKO先生の振り付けに呼応してかどうかは分からないけど、相乗効果で
ゾクッとする美しいカットもとても多かったんじゃないでしょうか。
ダンスの画の連続性や決めポーズを無視して非難を浴びるのも分かったうえで、瞬間の美を切り取って
積み上げながら、2009年10月15日の横浜アリーナの空間を再構築して映像に定着させる。
これこそが彼らが目指したものなのではないかと考えます。
そしてここでタイトルに戻りますが、全体の画作りを通してPerfumeの今を出し切った様に見えて
良い意味で余力を残してまとめ上げた余裕を感じます。
今回、ファンの間でさえ賛否に別れるのを見越して、triple-oの編集室で関監督がニヤッと笑いながら
こう呟いている気がするんですわ。
『Perfumeなら弾はまだ残っとるがよ。』