みんなの笑顔がわたしの笑顔 | *ma-petite-fleur*

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私のブログにきてくださってありがとう。
タイトルはフランス語で、マ・プティトゥ・フルーフと読みます。
私の小さな花という意味です。
毎日の小さな出来事の中に幸せをみつけて日常を綴りたいと思います(*⌒▽⌒*)





頼りにしていた技士さんが、
透析クリニックを辞めてしまって。
最後の日に、
大事にしている推しのアーティストのCDを、
両手に抱えるほど、
私にプレゼントしてくれました。
本当は聞きたいのに。
まだCDにさえ触れられません。

お別れは仕方ない。
そう言い聞かせても心が追いつきません。

私はその技士さんが大好きでした。
自分の軸がしっかりあって。
でもちゃんと柔らかくて。
若いのにすごいなあ、って思っていました。

アニメや映画や、
その技士さんの影響でたくさん見ました。
私もはまったものも色々あります。
お互いに見たものの感想を、
ワイワイお喋りするのが本当に楽しかったな。

透析のことも。
私の難しいシャントに穿刺するとき、
「あ〜、手が震えたわー」って、
刺し終わると本当にプルプルしていて。
いつも一生懸命に関わってくれて嬉しかった。

辞めることをまだ知らなかった時、
何気ない会話で、
「人生忘れることの方が大事やから」って、

その技士さんが、フッと言って。

「忘れることって意外と出来やんから苦しいことあるよな」って答えたけど。


それから数日後、
辞める2日前に、
「〇〇ちゃんに、いつ言おう言わんといこうかなと思ったけど、やっぱり……」って、
明るいけど意外とクールなその技士さんが涙ぐんで、
ベッドサイドにしゃがんで私の手を握りながら、
辞めることを伝えてくれました。

なんて言っていいか混乱して。
私の中ではあの時から時間が止まっています。
それから、
明るいふりをして、
大丈夫なふりをして。
ちょっと疲れてきました。

今日の透析で長老(ベテラン技士さん)に、

「いなくなったの信じられやん、また来そう」って、

ポロッと口にしたら。

「今までもあったやろ?(お別れ)10年たてば、あ〜、おったなあ、ってなるよ」って長老。

んー、確かにいっぱいスタッフとお別れしたけど。
言ってることもわかるけど。
まだその境地にはいたれませんぐすん
豆腐メンタルな私です。

このブログで何回も書いていますが。
透析患者にとってスタッフは本当に大きい存在です。
でも誰にでも心を委ねられるわけじゃない。

委ねさせてくれる長老がいてくれる!





そうスタッフの笑顔がわたしの笑顔ニコニコ

時に、忘れることは大事だけど、
私は忘れない。
楽しい透析時間を今までありがとう。