笑顔になってはいけないという固定観念 | 池袋暴走事故 遺族のブログ

池袋暴走事故 遺族のブログ

平成31年4月19日、池袋において発生した交通事故。10人が重軽傷を負い、私の最愛の妻と娘の尊い命が奪われました。
再発防止について活動して行きます。
何卒よろしくお願いいたします。

  笑顔になってはいけないという固定観念


講演で使うための写真撮影をしました。


「にっこり笑って」

とカメラマンさんに言われたとき、笑っていいのか迷ってしまった。


自分自身が「被害者遺族はこうでなければ」という固定観念を持っているのかもしれない。


この呪縛から解放される日を待ちながら、自分自身を前向きに変えていきたいと思います。


私は元々よく笑うし、よく喋る性格です。

事故から4年経ち、笑う機会が増えました。

家族、友人、あいの会の仲間、同僚などの前では、以前と変わらぬよう振舞います。

取材しに来てくれる記者さんも、最初は大体驚かれます。


でも、こと公の場や写真撮影になると、笑顔になることに恐怖心が出てしまう。


「家族亡くしたのになんで笑ってるの」

と少なからず言われたことが原因だと思います。


私は、ふたりの命を無駄にしないため活動を続けたいと思う。

人に「どう思われるか」「被害者遺族らしくないと思われるんじゃないか」という呪縛から抜け出したい。そう思います。


  オンライン講演します。



7月9日(日)14時〜16時。


18歳から25歳の方が対象。参加無料です。

ディスカッションの時間もありますので、ぜひお気軽にお越しください。


参加のお申し込みはこちら

(全年齢向けイベントは来月開催予定です。)

是非お気軽にお越しください🙇🏻