時は元禄14年
あるところに、鬼が住んでおったそうな。
鬼達は、毎日村へ出掛けては村人から宝を預かり、盗賊から守る仕事をしておったのじゃ。
ある日の夜……。
赤鬼のジョージが二丁目の角を曲がった時、事件は起きた。
赤鬼のジョージは、その時の様子を後にこう語ったそうな…。
「あれはちょうど、ケン・オシリスキーのじっちゃんから、『鈴木亜美のポロリお宝映像満載。裏!鈴木亜美』を預かった帰り道だったんだ。」
「俺が二丁目の角を曲がった瞬間!不思議な形をした…、」
「そうだな…。まるで、お姉ちゃん。あんたの桃尻みたいにウマそうな形だったぜ。」
「おっと、話が逸れちまったな。すまねえ。」
「とにかく、その不思議な形の乗り物が空に現れて、オレンジ色の光を放ったんだ!」
「気がつくと、俺はその不思議な乗り物の中にいたんだ。」
「ウソじゃねぇ!ウソじゃねぇんだ!」
「これ以上は勘弁してくれ…。」
そういうと、赤鬼のジョージはポロポロと涙を流しはじめたんじゃ。
『鬼の目にも泪』と言うやつじゃな。
ホレ。山田君!座布団五枚持ってこんか!!
まったく、使えんヤツじゃ。
( ̄ー+ ̄)フォッフォッフォッ…。
……つづく