1:キモクマ駆除業者vsキモクマ集落 | クマともっとレベル21

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ブログの中の内容は全て架空のものです。
時々暴力的な内容も含まれる可能性がありますのでリアルと空想の区別がつく方のみご覧になってください。

キモクマ処分法が可決したころ
世間ではキモクマの気色悪さに気づいた飼い主たちが
キモクマを捨てる事案が多発していた。

捨てられたキモクマ達は何度も「キモクマのお友達になってほしいの・・・」と
色んな人々に泣きついていたが大体が殴られたり、キモクマ殺虫スプレーをかけられるため
他のキモクマ数十匹と「キモクマ集落」と呼ばれるコミュニティを作り
下水道や山の中といった人が少ないところで密かに暮らしている。





この下水道にもキモクマ集落ができていた。
39匹のキモクマが集いパイプの中でぎゅうぎゅう詰めになって寒さをしのいでいる。
「キモクマとっても寒いの・・・」
「いいこと思いついたなの お歌をうたえばいいの」
キモクマの男か女か分からない不気味な歌声が下水道中に響き渡る。

数日後、近所からキモクマ集落を見つけたという通報を受け
5名のキモクマ駆除業者が出動する。



キモクマ駆除業者がキモクマ集落を挟み撃ちすると下水道にいたキモクマ達が大暴れしだした。
パイプの奥に隠れるもの、わけも分からず逃げ惑うもの色々居る。
キモクマの逃げ方は非常に滑稽でインキンタムシウォークと言われている。
ほとんどはすぐに追いつかれて火炎放射器で灰になるが
他にも色々な方法がある。




ボンヤリしたキモクマの目の前にキモクマチョコを置く。
「うわあ すごいの キモクマチョコなの あの これ 食べていいなの?」
下水道でイトミミズしか食べてないキモクマに食べていいよと言うと
よだれを垂らしながら食べようとする。
そこにキモクマ圧縮袋を被せるのだ。



キモクマ圧縮袋をかぶせてもキモクマは一生懸命チョコを食べようとするが
空気が抜けていき段々口に運べなくなって行く。
やがてキモクマは鼻水を垂らし動かなくなった。
一丁上がりだ。





パイプの中で、つっかえてしまったキモクマにっは火炎放射器を浴びせる。
「ドキドキ ドキ キモクマ まだ ばれてないなの 大丈夫なの」



ケツが丸見えのキモクマに火炎放射器を放つとキモクマはパイプの中で叫び続ける。
「きもくまあああああああああああああああああああああああああああああ」




更にのんきなキモクマもいる。
うつ伏せに寝転がったキモクマがキモクマ駆除業者のほうをニヤニヤ見上げている。
とても汚い顔をしている。
そんなキモクマにはキモクマを貰ってくれる家があるからおいで と嘘を教える。
するとキモクマ達はグルグルと周り大喜び。




しかし運ぶ先はキモクマ焼却炉だ。

つづく