おはようございます!

ダイヤモンド・ハート子育てマイスターの麻衣

です!

 

最近ふとしたきっかけで、元会社の同期S君と話をする機会がありました。

 

 

私は大学卒業後、従業員2万人を超える大企業に入社しました。

関西ではトップの企業でしたから

やはり優秀な方が多く京大を筆頭に

東大や立命館、早稲田、慶應、同志社などの

名だたる大学の「OB・OG会」がありました。

 

中でも一番力があるのが「京大」。

京大卒の新入生はかなり期待されていて、

出世街道と呼ばれる部門に配属されることが多かったのです。

 

私は入社してすぐ、京大出身のS君と同じ部署で働くことになりました。

 

S君はユーモアがあって先輩たちからも

可愛がられ(いじられ)地頭の良さ、

要領の良さもあり、

次の人事異動で「出世街道」の一つ、「人事課」へ配属されます。

 

そこで事件は起きました。

 

 

従業員2万人。

給与計算や福利厚生面は

アウトソーシングしているとはいえ

それだけの従業員を抱えている企業の人事が

どれだけ大変かは目に見えています。

 

特に採用の時期になると月の残業時間は公式で200時間を超えたそうです。

え…200?

土日を除く1か月の実働日が20日だとして一日10時間…?

1日の就業時間は大体8時間前後ですから

残業も入れると一日18時間。

9時に出社して夜中3時に帰る計算です。それも毎日。

 

私は残業が嫌いで自分に甘い人だったので

定められたマックスの残業をしたことがありません。

(たまたま配属がラッキーだったというのもあります)

 

同期会で彼に会う度に彼はこう言っていました。

 

 

「ホンマにいやや。このままだと俺死んでしまうわ」

 

冗談なのか、本当なのか、

当時の私には分かりませんでした。

でも今までなかった白髪が目立つようになっていたのを見てちょっと心に引っ掛かる感じがありました。

 

 

 

そしてある日彼は会社に来れなくなりました。

 

 

朝起きようとしたら立てなかったそうです。

 

身体が動かない。

 

意識はあるのに体が起こせなかったそうです。

 

背中が痛い。針の上で寝ているように痛い。

 

助けて。

 

 

 

それは彼の心と身体のSOSでした。

 

 

最近知り合いの人がこんなことを教えてくれました。

 

『三位一体』って言葉あるでしょう?

脳と魂と身体。これが一本の線のように繋がっていることがバランスが取れている状態のことなの。

 

でも三位の中で『脳』(意識)が一番力が強いのね。

だから『脳』は魂と身体の声を無視して『自分はこっちに行くべきなんだ!』と一人で動こうとする

 

すると魂と身体が相談するの。

『あいつ(脳)人の話全然聞かないな。ちょっとこらしめてやろうぜ』って。

そうして心が痛んだり、身体に不調が出る。

心や身体の不調は『バランスをとりたい』というSOSなのね」

 

 

「意識があるのに身体が動かない」

 

彼の不調はきっと

 

「バランスをとって!」

 

というSOSだったのでしょうね。

 

 

それから彼はしばらく休職し、会社を辞めました。

 

 

故郷に戻って、実家の仕事を手伝い、

結婚して2児の父になって、

今ではどういう巡り合わせか東京のインフラ会社で働いています。

 

彼の結婚式で久々に顔を合わせた時は

こんなことを言って笑っていました。

 

「なあ、見てや。こっちに戻ってきたら何もせんで白髪が綺麗になくなってん。

不思議やろ?それだけしんどかったんやろうなぁ。ほんまに、やめてよかったわ」

 

 

60人くらいいた同期は今半分近くになっているのではないでしょうか。

私を含めいろんな理由で辞めた人がいます。

 

彼のように疲れ果てて戦えなくなってしまった人、

他にやりたいことがあるからと新しい門出を切った人、

子育てに専念するために働かない選択をした人。

 

いずれも、いい大学を出て、いい会社に入った人たちです。

 

いい大学に出ていい会社に入れば

仕事や給与、一定のステータスは保証されるかもしれません。

 

 

ですが、いい会社に入ってもまた競争の日々が続きます。

同期の中で誰が一番最初に役職になるか

配属先、営業成績、誰が一番優秀か

 

ただひたすら働いて働いて

何に向かっているかも分からないままひたすら働いて。

 

ある時ふと

 

「こんな生き方がしたかったんだろうか」

 

と疑問に思う。

 

 

彼のことを「弱い」という人もいるでしょう。

京大にもピンからキリまでいるしね、と揶揄する人もいるでしょう。

 

でも私は彼が

「三位一体」じゃないけれど

人としてきちんとバランスを取ることを選んだ

 

誰に批判されようと非難されようと

もう無理と白旗を上げたという点を尊敬しているんです。

 

人と違うことをするのは勇気がいります。

 

でもきちんと魂と身体の声を聴いて

自分で修正できた「生きる力」はあっぱれだと思うのです。

 

 

年収800万円を超えると幸福度が上昇しなくなる

 

そんな研究結果があるそうです。

必死に働いて800万円が1000万円、1200万円になっても幸福度は変わらないのだそうです。

 

それよりも人としてどう生きたいか。どうありたいか。

 

身体的、精神的、社会的に良好な状態を指す

「ウェルビーイング」

という言葉が注目され始めていますね。

 

自分らしく、生き生きと生きる

 

とでも言いましょうか。

 

 

そんな時代の転換期にいると、子どもたちに

 

「いい大学、いい会社に入ってたくさんお給料を貰うことが幸せ」と果たして伝えていいのだろうかと思うことがあります。

 

 

子どもが自分らしく、生き生きと生きるために

私たち親が出来ることは何か。

 

正解はないですが考え続けていきたいですよね。

 

今日もお読みいただきありがとうございました!

 

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