北朝鮮の拉致被害のパネル展に参加しました。 | 幸福実現党 福山まさとしの「世相を斬る!」

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北朝鮮の独裁者は国際常識から見て許しがたい

すでに事実としてはっきりしていることですが、金正日から「日本人を拉致せよ」という指示が明確に出て、日本海沿岸を中心に、日本人が数十人さらわれているのです。

 

 

 そのなかには、名前が分からない人もいますが、実名が分かっている人もいます。すでに亡くなった方もいるでしょうし、まだ生きている方もいると思われます。そういう状況にあって、北朝鮮側は、なお言い逃れをしています。「金正日様が拉致の事実を認めたのだから、それでもう十分だ」と言って、居直っているわけです。

 

 

そういうことが、国際常識に照らして、はたして許されるかどうかを、よく考えてみるべきです。これは明らかに国際的な犯罪であり、許されないことです。

 

 

北朝鮮は、そういう国際的な犯罪人を国のトップに戴いています。さらに、唯物論という間違った考え方に基づき、「神も仏も信じない。あの世も信じない」という国家体制のなかで生きているのです。そのため、北朝鮮の指導者たちは、自分たちの勢力の拡張や名誉の誇示にしか生きがいはないのでしょう。

 

 

北朝鮮の国民は、今、圧政下で非常に苦しんでいます。当然、言論の自由はありませんし、上層部には正しい情報も届いていないでしょう。本当に救いがたい状況です。

 

 

したがって、日本の政府、首相は、「北朝鮮の現在の体制を擁護したり、延命させたりしてはいけない」ということを、はっきりと言うべきですし、ミサイル発射に関しても、やはり、きちんと怒らなければいけません。

 

 

北朝鮮側は、ミサイルの発射実験を行っています。「他国の上空へ向けて発射することについて、許可を取ったのか」ということです。日本の政府は許可などしていません。

 

 

もしかしたら日本の領土領海に落ちる可能性のあるようなものを、他国の上空に向けて平気で発射したわけです。

 

 

そして、 世界一の強国であるアメリカに対して、「ハワイやアメリカ西海岸も攻撃できるぞ」と威嚇しているわけなのですが、夜郎自大もいいところです。そういう脅迫をし、それを交渉材料にして揺さぶりをかけることで、結局は、経済的な援助等を引き出そうとしているのです。そして、「さすがは、わが国の指導者だ」ということで、国民の尊敬を集めようとしているのでしょう。

 

 

こういう手合いに対しては、「そのような行為は、国際常識に照らして、許されるべきことではない」と、はっきりと言うべきです。

 

 

情報戦によって、左翼勢力に間違いを自覚させよ

 

それから、民主党を支持している日教組もそうだろうけれども、基本的に、戦後の平和主義や洗脳教育、左翼、唯物論との戦いが、もう一つ入っています。

 

 

今、中国の悪いところと北朝鮮の悪いところを、全部、公開し、内部を開けてしまったら、それを信奉していた政治勢力は、自動的に崩壊していきます。情報操作で、もっているところがあるんですね。

 

 

だから、もう一つの戦い方として、そういう情報戦というものがあります。それによって政治勢力のバランスを崩すことは可能だと思います。

 

 

左翼のほうでは、「北朝鮮が日本国民を拉致するはずがない」という考え方をしていたわけですが、もっと昔であれば、「北朝鮮は夢の国、ユートピアである」というようなことを、朝日新聞が主張していたこともあるぐらいです。それに乗っかって北朝鮮に渡り、帰ってこられなくなった人も大勢いるわけです。

 

 

「北朝鮮問題」を放置してはならない

 

やはり、拉致問題が起きたあたりで、手を打たなければいけません。百人以上の日本人が拉致され、今や、「北」の国家指導者が、「軍事演習としてさらった」と、はっきり認めた段階です。それなのに、返してもらうことだけを一生懸命に交渉している。これは情けない国家の姿ですね。向こうが見下したくなるのも分かるような気がしますよ。表面上のものでもいいけれども、やはり、ちゃんとした「怒り」を示さなければいけないと思います。

 

 

「戦争が起きるのが嫌で、平和主義を守りたいから、拉致されてもしかたがないかな」というのは、「鬼に人身御供を送るのはしかたがないかな」というのと同じような感じだよ。だから、なめられてもしかたないと思います。北朝鮮が日本をなめ、韓国も日本をなめるのが分かるような気はしますね。