僕らのキャンパスライフ。
智子(母)「あそこにコンビニできるらしいよ。」
...!∑(゚Д゚)
あの場所にコンビニが...。
今は駐車場となっているが
僕らが輝かしいキャンパスライフを送ったあの場所に...。
「ドレミファキャンパス」の跡地に...。
ドレミファキャンパス。
通称
「ドレキャン」
僕らが足しげく通っていた
カラオケボックスである。
僕の家からは
徒歩1分くらいの所にあり
駅からもまあまあ近く
郵便局にも結構近く
県立病院にもそれなりに近い、という
微妙に立地条件の良い場所に
そのキャンパスはあった。
高校時代
「行ってキマース。」
と自転車に飛び乗り
お弁当をカゴに入れて
「今日も勉学に励まねばな。ハッ。」
と希望を胸に学校へ向かう人々を尻目に
僕はキャンパスへ向かう。
慣れ親しんだ顔がどんどん集まってくる。
お弁当を食べながらジョイサウンドの歌本をめくる。
たまにユーカラの歌本もめくる。
ピアノがある部屋で
ヘタクソな「セナのピアノ」を弾く。
ねこふんじゃったも弾く。
いつもコーラの500缶がある。
たまに飲むと煙草の吸殻が入っていて
「うぇっ」ってなる。
ひたすら歌いまくって
ノドがかれたら帰る。
ちょうど勉学に励み終わった学生たちの帰りと一緒の時間になる。
自分も勉学に励んできた気分で家に帰る。
あの場所で数々のドラマがあった。
皆の青春がそこにあった。
その後
仙台生活を終えた僕は
地元に戻り
とあるカラオケボックスのオープンに携わった。
そのカラオケボックスは盛況となり
ドレミファキャンパスは潰れた。
「俺が潰した...。俺は裏切ったんだ...。ちくしょう!ちくしょう!」
自己嫌悪に陥った僕は
働いていたカラオケ屋を後にした。
この辺はうそ。
いずれ
素敵なキャンパスライフを与えてくれたドレキャン。
その跡地に
違う建物が建つというのは
僕としてはなんだかやるせない。
あそこは聖地なのだ。
すべてのカラオケファンの。
...せつない。
でも
コンビニできたら便利だね。
早くできないかな。