このブログの検索ワードに毎月のように「略語」「メモ」「速く書く」が入ってきます。
元速記官なのでよく手書き速記と勘違いされるのですが、私がやっていた速記は機械速記で速タイプを使います。
このタイプを使う速記でも、手書き速記でも、共通するのは
言葉の意味ではなく、音声で記録を取っている点です。
基本的には
花 も 鼻 も 一緒。
話す 放す 離す
変わる 代わる 替わる 換わる。
それから、当たり前と言えば当たり前ですが、
読み返したときに読めなければ意味が無い!!
ということで、
手書き速記の方々は 速記符号を綺麗に書く訓練を重ねています。
機械速記の場合も、手元が狂ってでたらめを打つと読めないし、
打ち間違えたからと何度も打ち直していると、それだけ遅くなりやすい。
(速記官時代の私は打ち直しが多いタイプでした (;^_^A )
まあ、講釈たれずに本題に入りましょう。
講義や速く書きたい時の5つのポイント
その1 事前準備
セミナーや講義であれば、知識のあるなしで、理解できる量、聞き取れる言葉の量や質が変わります。時間があれば、事前に準備することをお勧め致します。
そして、略語を作るなら、事前によく出そうな単語を抜き出したり、一文字や記号で決めておくといいと思います。
例 コーチング → コ に丸する
その2 言葉に集中、しっかり聞く
その3 必要な情報を取捨選択 全ての言葉をメモするのは無理
速記でない限り、普通は一言一句記録とるのは無理だし、不要な情報も多いです。
その4 手元を見ないで書く、か、いったん頭の倉庫へ言葉を蓄積しながら書く
できる方は、極力手元を見ないでメモすると多くを書けます。
その5 文字は後から読めるように書く
そして、略語を作るなら、事前によく出そうな単語を抜き出したり、一文字や記号で決めておくといいと思います。
例 コーチング → コ に丸する
その2 言葉に集中、しっかり聞く
音声がしっかり聞けるというのも大事な要素です。
講師の声が小さければ、「大きい声でもう一度お願いします」とリクエストしてもいいのでは?
その3 必要な情報を取捨選択 全ての言葉をメモするのは無理
速記でない限り、普通は一言一句記録とるのは無理だし、不要な情報も多いです。
あなたにとって必要な情報を取捨選択しましょう。そのためにも事前準備をしていると要らない情報は書かずに済みます。
その4 手元を見ないで書く、か、いったん頭の倉庫へ言葉を蓄積しながら書く
できる方は、極力手元を見ないでメモすると多くを書けます。
書くのが遅い方は、綺麗さや体裁にこだわりすぎるから多くは書けない。手のスピードもあるとは思いますが、多くの情報をメモしたいときはとにかく情報を頭の倉庫に入れて、書いて出す
速記タイプだと
聞く→瞬時に入力→聞く→入力→
これを延々繰り返しています。
書くのが追いつかない(喋るスピードに追いつかないときは)、出来るだけ記憶して、隙間で追いつく、ということもしていました。
ただ、今はICレコーダーも使えますし、本当に自分にとって必要なことを書けばいいとは思います、書記や記録係でない限りは・・・(⌒-⌒; )
その5 文字は後から読めるように書く
文字は最低限読める文字で書きましょう。
スピード速く書こうとすると、字が綺麗ではなくなります。
速く書く事と矛盾しますが、
読めない字を幾ら書いても無駄!!(これは私自身にも当てはまります^^;)
読めなければメモ、記録として意味がない。
最低限読めるように書きましょう。
読めない文字を書いていたら、記憶が新しいうちに修正するか、書き足しておきましょう。
ここから愚痴です。
平成27年度、私はPTA協議会で書記をやっていました。(くじ引きPTA会長しながら、輪番で当たり年)
そこでICレコーダーも回しながら、ポメラで入力していました。
手書きするより速く、テキストデータがその場で作成できます。
が!
横で雑談されて、会議で発言されている方の声が聞こえないという事が多々あって、
実はむちゃくちゃ困ってました。
まあボランティアだし、注意したり、そこまで怒っても、お互いに嫌な気分になるのはな~~と思って言わずにいましたけれど、
議事録作る時には録音聞き返すので、やっぱり雑談の声が入って聞き取れない。
何度も聞き返すので作業効率も悪くて仕方なかったです。
もうね、言ったところで、その注意した自分の声がまた邪魔になるし、と思ったけれど、
年度の最初のうちに、一度ご本人たちに言えばよかったな~~と、それは後悔してます。
アサーティブじゃなかったです。
コミュニケーションのプロとは言え、日常生活では自分自身試行錯誤。
PTA終わってホッとしたのはこんな面でも気疲れしてたんだなと気付きました。
メモを速く取る事について、ご質問などございましたら、コメント又はメッセージでお答えいたしますので、お気軽にどうぞ。