インドパシフィックビーズとは
紀元前2世紀頃、南インドで初めて作られ、紀元後2世紀~17世紀ころ東西貿易によって各国に運ばれていったビーズです。貿易風に乗って運ばれたので、貿易風ビーズ(Trade wing Beads)とも呼ばれています。
製法は東南アジア各地に伝播し、現スリランカ・ヴェトナム・タイ・インドネシアなどの各時代の王朝において作られました。
こっくりした質感と独特のツヤ、鮮やかな色合いが特徴で、小さな一粒一粒が見る者を魅了します。
(旅するとんぼ玉 参照)
今回、各国で出土したインドパシフィックビーズをご紹介してございます。
年代については、インドネシアのものはインドパシフィックビーズの研究者として名高いPeter Fransis Jr.の見解を元に考察しました。
カンボジア出土のものとビルマ出土のものは、600年ほど前のものと考えられています。
これだけでも十分魅力的ですが、
古代の玉と相性がいいので、合わせると美しいネックレスに仕上がります。
4世紀から9世紀頃のジャワ玉との組み合わせ。
![$旅するとんぼ玉~骨董屋の娘の言いたい放題。](https://stat.ameba.jp/user_images/20091031/13/ma-chanpp/63/d5/j/o0630052210291989462.jpg?caw=800)
銀化ローマンガラス片との組み合わせ。1000年の輝きを引き立てる愛らしいビーズ。
![$旅するとんぼ玉~骨董屋の娘の言いたい放題。](https://stat.ameba.jp/user_images/20091031/13/ma-chanpp/b4/86/j/o0630042010291989463.jpg?caw=800)
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最近、レプリカ物が古代のものとしてインターネット上に出回っているようですのでご注意ください。
本物とレプリカの比較ページ
↑ 簡単に書いたものですが、このページの一番下にございます。
どんな骨董も同じなのですが、本物を見て触れてみないと、審美眼を養うことはできません。
本やネットで見るのと、実際にその存在に触れるのとでは、訴えかけてくるものがまったく違います。
それを体験して初めて、分かってくるのだと思います。
ふう。。。(_ _。)
坊は、私のお尻の下でねんね。
![$旅するとんぼ玉~骨董屋の娘の言いたい放題。](https://stat.ameba.jp/user_images/20091031/13/ma-chanpp/71/ac/j/t02200294_0472063010291989460.jpg?caw=800)