今日は高円寺で反原発デモがあったり、統一地方選挙だったりで
話題の多い日だったが、うちの地元では
お寺のお坊さんが各家庭をまわって
今回の震災への義援金を集めるということをやっていた。
地元では、各家庭とお寺とのつながりが深い。
一年間で何回かはお布施みたいなもの出してるし、
各地域（各部落）では、お寺関係のことを取り仕切る役の人がいる。
今日のことは事前に通知がまわってきてた。
「日曜日のXX時頃、何何住職がまわりますのでご協力お願いします。」
みたいなの。
うちは父がその時間にあわせて、家でスタンバイしてた。
選挙に行くのとかほかの用事もあったけれど、
それらよりも優先順位が高いというふうに。
なんだかなあ、といつもなら思っていたような気がする
こういう田舎ならではの出来事。
田舎だよねえ。どろくさいよねえ。
家でスタンバイしてるんだよ。
そんでお経をありがたく聞くんだよ。
東京じゃありえないよねえ。
みんなブーイングだよね。
なんかでも今回は、
めずらしく、いいことかもなあと思った。
個人の力よりも地域一帯で動いたほうが力は出るにはきまってる。
みんなでひとつになるための仕組みとして出来あがったのが
田舎の地域で助け合うという仕組みなのかもしれない。
震災で、いろいろなことを考えることを強いられているが、
そのおかげで、いままで見えなかったことが少しずつ見えてきている気がする。
いろいろ思うところはあるけれど、この機をチャンスだと考えたい。