子供の頃(小学生〜中1の始め頃)の私の夢は、
「山や川が近くにあって、星のよく見える田舎に住むこと」でした。
この夢の原点となったのが、
5歳位の頃に父の実家である鹿児島へ行った時のこと。
当時、父の実家も周辺の家(←ほぼ親戚関係)もトイレやお風呂は家の中じゃなくて外だったの!
トイレへ行く時、日中は放し飼いされていたニワトリ達をかき分けつつ、鶏のフンを踏まないように足元ばかり見てた私
夜、母に連れられトイレに行った時も多分足元ばかり気にしてたんだと思う。
用を足して、もうじき家にたどり着くって頃になってやっと足元から顔を上げたんだろうね。
その時に初めて視界に入ってきた夜空には、ビックリするくらい沢山の星々が…
しかも、本当に星が落ちてきそうなほど近くに見えて…幼いながらすっごい感動した
なんせ今でもその光景を思い出せる程印象に残ってるのだから
まあ、このときは5歳児なので
「こうゆう所に住みたい」じゃなく
ただ「星いっぱいでスゴい!ここ大好き♡」ってくらい。
私が自然あふれる田舎に暮らすことを夢見るようになったのは、
この時の星空と、キャンプ好きの父親の影響は大きかったなぁと思う。
そしてこの本の影響も大きかった
コロボックルのでてくるこの本が大好きで、
お話の主人公の様に小山とか川とかがすぐ近くにある所に住みたい!
って思いが強まった小学生時代
だけどその後、都会で育ち、中学→高校→バブル時代の社会人として過ごすうちに
「田舎に暮らす」って願望も一時すっかり忘れてた
結婚を機に札幌市から今住んでいる空知管内に引っ越した頃なんて、
「ちっ!デパートとかファッションビルが全然ねーよ!」ってイラっとしてたしw
だけどいつしか買物や実家に行くのに札幌へ戻ると
車の多さ、人の多さ、物の多さに疲れてしまうようになって、
「もう札幌なんて住めないわ〜」なんて言ってる私
↑息子には年取ったからじゃね?と言われる…
程よい田舎に住み慣れたのもあるけど、大きな転機となったのは
やっぱり2011年の大震災。
その日、息子の中学の卒業式があったので仕事は休んでいて自宅にいた。
夕食何にする〜?なんて言ってたら、パソコンでネットを見ていた息子が「地震だ!」と言った直後に揺れ出した。
私の住む地域は震度4の揺れで特に大きな被害はなかったのだけど、今までに体験したことのない長い揺れだった。
すぐにつけたテレビ画面からは、
畑を、車を、家を…
次々に波が飲み込んでゆく光景が中継され、
自然の怖さと凄さを目の当たりにした。
地震もあれば、火山の噴火もある。
台風やゲリラ豪雨、土砂災害もある。
それがこの地球。
それが自然だってことを
うっかりすっかり忘れ、
経済活動や便利と快楽を優先して、
空、川、海、大地を汚す行為を辞められない私たち人類。
地球から「いいかげん気付いて変われよー」と言われてる気がしたこの日の私。
特にバブルなOL時代は流行を追いかけて、服も鞄も靴も毎シーズンごとに買い、そして流行が終わったものをためらいもなく捨てていたわー
大量生産・大量消費・大量廃棄と自然に悪いことに加担してたよねー
なんか、めっちゃ恥ずかしいわ!自分!!と思うようになり、
ぐるっと廻って振り出しに戻りました〜
子供の頃
「山や川が近くにあって、星のよく見える田舎に住むこと」
を夢見た私。
そして人生の後半過ぎた今
「自然と地球と共存する暮らし方にシフトしたい」
と望む私。
子供の頃の夢ってやっぱり「原点」なのかもなぁ〜と
ふと思った“コロナ休業中”の今日でした。
では