私が中学2年の反抗期真っ盛りだった頃
友達がうちに来て遊んでた。


一階のリビングから大きな声で呼ばれた。


「大変!〇〇ちゃんが!」
女の子のわんちゃんが痙攣を起こしたらしく
母と姉がバタバタと病院へ行く為焦ってた。

私も誘われたが友達も居たし反抗期な手前

「行かない。」

と言ってしまった。


その数時間後…

ダンボールで出来たわんちゃん用の小さな棺に入って帰って来た。

母はボロボロに泣いて居た。


夜母は棺の側で布団を敷いて寝て居た。

夜まで何となく「行かない。」と言ってしまった罪悪感?から彼女を見ることも触ることも出来なかった。

夜にはもう硬直して冷たくなって居た。

自分には泣く権利は無いとその時思った。

痙攣して辛そうにしていた時
会って触ってあげるだけでも違ったんではないかと今は思う。

反抗期なんてクソ喰らえだなと…

友達なんて明日も会えたのに。


それから男の子のわんちゃんが毎日寂しそうにしてたのは記憶してる。
1週間程亡骸は冷やしてあげながらうちに居たが彼は彼女の匂いをちょこちょこ嗅ぎに行ってはツンツンしては悲しい顔で何かを訴えて来た。

なんで起きないのか
なんで遊んでくれないのか
理解は出来ないよね。
本当に可哀想だった。

本当はいけないんだろうが…
わんちゃんをお墓に入れたり家から離すことが
家族の誰も出来なくて、父が庭に穴を掘って埋めてあげた。
いつも庭にいて欲しいから。
人間のエゴなんだけど…


彼女を大きなバスタオルで包む時
顔の近くに大好きだったおやつなどを入れてあげて埋めた後も毎日お線香をあげに庭に出るのが日課になった。

雪が積もるまではと思い半年毎日毎日。


とにかく毎日の挨拶と亡くなった時の懺悔を語り掛けた。
許してもらえるとは思わない。
でも大好きだったのだけは伝えたかった。