ドールside
「どこから来たの?」
この質問で、口が動かなくなった。
「っ」
わかるはずなのに、わからない、何も覚えていない。
名前とか、そんな・・常識的なことは覚えているのに、なんで、この質問には、答えられないの・・?
自分は、「ドール」・・それだけしかわからない。
「・・・っ!!!」
頭に急にハンマーで殴られたかのような衝撃が走った。
ガンガン頭の中で鳴り響き、これ以上、何も考えるなとでも言うように警鐘が鳴り続ける。
だけど、ざわざわと、誰かの話し声がする。
「・・・・の・・が・・・んだ・・・・」
「き・・・・・まえっ・・・・」
耳を塞ぎ、頭を抱え込む。
「大丈夫か・・・?」
ラドナスが、心配して、声をかけてくれたが、次の瞬間・・・
どガーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!
頭の痛みも吹っ飛ぶような、爆発音がした。
そう、これがはじまりだったのだ・・・・・。