第一六八五話 傘 | 八七咲き街(はなさきまち)

八七咲き街(はなさきまち)

語りのある街へようこそ。 
「真壁、八七咲き社中」のブログです。
八七咲きと書いて「はなさき」と読みます。
真壁の日々を中心に綴っています。

当ブログへのリンク、及び、写真や文章の転載はフリーです。

梅雨の時期、大切なもの


傘です。


いつも折りたたみ傘を持参しているので


いつ降ってきても大丈夫ですが


実はもう1本傘を持っています。



先日、よき話を聞きました。


自分が傘を貸せる人間かどうかという話です。


突然の雨のとき


自分が差そうとした傘を人に貸すことができるか


傘を1本しか持っていなければ


その1本を人に貸すことはなかなかできません。


でも2本あれば貸すことができます。



これは人生にも言えることです。


人生には晴れの日もあれば雨の日もあります。


自分が雨の日に


人が手を貸してくれたら


どんなにありがたいことか


逆に人が雨の日に


自分が手を貸すことができたら・・・



人生の豊かさは


自分が持っている傘の本数に比例します。


たくさん持っている人は


たくさんの人に手を貸すことができます。


今の時代


自分の目標を達成するために


人の傘を奪ってしまう人もいます。


傘をたくさん持つのではなく


持った傘をいかに人のために役立てるか


自分は雨の日に傘を貸すことのできる人間か


このあたりに人生の価値があるようです。