あれ程、ラクだと思っていた仕事は、ありませんでした。
それは、冷凍庫内での仕分け作業です。
始めの何分かは、そんなに気になる寒さではないのですが、寒さはダンダンと身体の芯まで凍らせていきます。
ラクだと思っていたこの仕事は、今までで一番の辛い作業になりました。
冷蔵庫内では自然に力が入ってしまい、筋肉が硬直していきます。
寒いと自然と身体が震えてきます。
身体が、自分で身体を温めようとするのです。
作業室は乾燥していて、手はヒビ割れしてきます。
仕事をしている以上は、手の荒れは治ることはなかったでしょう。
だんだんとアルバイトの回数が減って行き、自然に行かない方向へもっていきました。
冷蔵庫内の作業は、長く続くものではありません。
時給は良かったのですが、身体がもちませんでした。
体力には自身があったのですが、駄目でした。
仕事にはラクなモノはないのかもしれませんが、この仕事は今でも敬遠したい仕事の一つですね。