この休みの間に観た作品で、

もっとも印象に残ったもの。

タイトルは知っていたのに観るのは初めて。

まったく予備知識がなかったから、

ぐいぐいと引き込まれる点は良かった。

呼吸器内科の医師に草刈民代と、

気管支喘息の患者に役所広司。

終末期医療を扱った作品だとも知らず、

途中で患者から肉の塊で生きたくない、

そう頼まれるシーンで、その気配を感じた。

心肺停止状態で運ばれてきて、

蘇生できたものの意識は戻らない。

奥さんにはチューブを抜去する話をするが、

家族とよく相談して...





リビングウィルは書面で意思を表明する必要があるし、

家族も知らないのに尊厳死ってあるの?

その辺で、ちょっと疑問が湧いてきた。

立件されて、懲役2年、執行猶予4年。

考えさせられるだけに、観終わって調べたら、

原作があり、しかも実際に起きた事件だとか。

そこでは内部告発で発覚したようだが、

映画...どこで分かったのだろう。

実のところ、がん患者を安楽死させた事件、

この事件よりも前のことは知っていたけど、

確かそれも内部告発から警察への通報...

患者漢族の強い要請があったので執行猶予つき判決。

その医師は、地方で開業していたというもの。

母の時には治療もできず、緩和措置だけ。

もちろん、本人の希望もあり家族も一緒で、

入院する際には、そのことを告げていたから、

この題材になったものも、本人が家族に告げて、

病院側と書面で取り決めていたら良かったのだが。

でも、尊厳死について深く考えさせらる作品だった。



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