「長いお別れ」というと、

レイモンド・チャンドラーの小説が思い浮かぶ。



映画化されたときは『The Long Goodbye』

それと、村上春樹の訳本は「ロング・グッドバイ」

こちらは、中島京子原作のもので、

認知症を扱った作品なので別物。








以前から観たかった作品だったが、

やっと手頃な価格になったので買ったもの。

父親役には山﨑努で、母親役は松原智恵子。

ふたりの娘に竹内結子と蒼井優が演じている。

父親の70歳の誕生日に久々に会ったら、

認知症を発症して半年になったとか。

長女は結婚して、住まいはアメリカにある。

次女は外食業に就くが、思うようにいかない。

それぞれ独立しているから父の面倒は母一人だが、

次第に症状が進むと娘たちも...

「帰る」という言葉から父の実家を訪れたり、

その時にプロポーズのことなどが出てきて、

家族、やはりいいものだと思ってしまう。

母が網膜剥離を起こしてしまった時など、

父の面倒をみるひとがいないから手術を拒否。

でも、次女がしっかり支えて同じ病院内で、

誕生会の時には、笑ってしまう場面も。

発症してから7年、誤嚥性肺炎になってしまい...

タイトルの『長いお別れ』、記憶が段々と失われる、

しかも、長い年月がかかってしまうので、

そういう意味が込められているとか。

決して、他人ごとではないだけに、

考えさせられる点もいっぱいあったけど、

やはり、家族ならではと思うことも多々あった。

それにしても、演技が上手くて、

127分、あっという間に過ぎてしまった。



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