疲れちゃったみたい

昨日は元同僚と一緒だった女房。

ただ、元同僚の方とは時間帯も違って、

女房の場合は朝８時から早いシフトのみ。

そんなことで、朝が早いから、

寝るのも、すっかり早くなってしまった。

私も一緒に食事を摂ってから後片付けなどするので、

すっかり、早寝早起きになってしまった。


元同僚の方は９時からのシフトで、

あとから職場に着いたそうだが、

「○○さんって、私より上手なんですよ」

そう、責任者に言ったそうでが、

「そんなことはないですよ」

きっと、謙遜していたのだろう。

結局、作業する場所も内容も違ったみたいで、

職場では話す機会はなかったそうだが、

夕方になって、頻繁にＬＩＮＥでやり取りしている。




夕食の時に女房が、

「慣れていることなのに、緊張しちゃって、

　失敗ばかりで、何度もやり直しさせられて、

　ものすごく疲れちゃったって」

「えっ、つい最近までやっていたのに」

そう返すと、

「前のところは割と大雑把だったでしょ、

　今度のところはキッチリするから、

　余計に緊張しちゃったみたい」

なるほど、同じことだとはいえ、

それぞれ微妙にやり方が違うのは分らなくもない。

「今度は、いつ一緒になるの？」

「木曜日だっかな、もう慣れているでしょ」


元の同僚のシフトは１６時まで。

昼休みがあるそうだけど、

「昼休みに、知り合いの人がいたんだって」

「へぇ、そんな偶然があるんだ」

「うん、ＰＴＡで一緒だったみたいだから、

　昼休みにも話し相手がいて良かったって」


世間は狭いものだけど、まだ慣れない職場、

知っている人がいるだけでも心強いのだろう。

それにしても嬉しそうに話す女房、

昨年の今頃は放射線治療の終盤。

衰弱しきっていた姿だったのに、

「疲れちゃったみたい」とは、

それだけ回復してきた証拠なんだろう。



トン・コープマンで。


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