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図書館

はじめまして。
真田 鱏です。
さなだ えい ね。
本の中で泳ぐ魚みたいなやつです。
音楽と共に。






佐藤友哉さんの『星の海にむけての夜想曲』

これは2012年に発売された作品です。

「3,11を生き抜いてしまった僕らのために佐藤友哉が描く、“空が消えた世界”の千年紀。」

2011年から3011年までのお話。


この作品では空がありません。
正確には空を見ることができない、ですかね。
星も見えない。空を満開の花が埋め尽くしてしまうのです。ですから、その花が空を埋め尽くしてしまった始まりの日「開花日」に生まれた子供は、その「開花日」以降に生まれた子供は空の蒼さも星の輝きも太陽の光さえ、知らないのです。

2011年3,11以降に生まれた子供達は
3,11の前の世界を知らないように。

星の光をみたい、星を見たことのないある少女は世界を滅ぼしてまで地上にその星の光を取り戻そうとします。そして行動した。正確にはその人の考え、その人の案が書かれた「遺産」を元に、少し馬鹿馬鹿しいその遺産にすがり、八百年後の人が実際に行動するわけです。

この地球を核で溢れさせるしかない。それが何万年後の人類のためになる。でも、そのくらいで人類は滅びる?空に花が咲き乱れたのに、それでも生存者はいたのに?そのくらいじゃあ人類は滅びないわ。
それがその少女の思ったこと。

確かに。私もそう思う。たとえ亡くなる人がいたとしても、人類は滅びないわ。



たとえ、今どんどん駄目になってるように感じてもそれは、何百年後の、何万年後の日本の、世界のためになる。とても遠い未来かもしれないけれど、確実に力になることができる。

それが本の世界ではなくて現実のことでいえば復興や増税とか。私たちが生きてる間には良くならないでしょう。きっと。私達は納得もできないでしょう。きっと。けれど、私たちの子孫が暮らす世界が良くなっていればいいな。私たちの居なくなったこの世界にすむ未来の彼らの世界が今よりも幸せであって欲しい。よくあって欲しい。そう思うよ。





たとえ千年後でもいいよ。
福島県の、大好きな、愛すべき福島県の大熊とかいわきとか、私無知でほかに地名が思いつかないのだけれど、被災地と呼ばれるところが沢山の人を、ううん、たくさんの緑を取り戻して欲しい。綺麗な町並みを取り戻して欲しい。福島県ってね、自然で溢れたとっっっても素敵なところなのよ?ある漫画家さんは福島は美しすぎて書けないよ とまで言っているの。
何千年後でもいい。その時に生きている人々が笑って、綺麗なものを見て、幸せに生きていけるのならば。

いつになるかわからなくても、私達には確認することができない未来でもその時に生きている人々が放射能に怯えずに、福島県の緑に会いに来れますように。自分の故郷を震災で失った方のその子孫の子孫のまたまた子孫のそのまたまたまた……………でもいいからその人がここが父さんの、母さんの、じいちゃんの、ばあちゃんの故郷なんだねって綺麗なところだねって今は被災地と呼ばれているところを見て言ってくれる日がくるといいなあ。

必ず来る。

何千年後でもいい。

未来の彼らが幸せに暮らせますように。









長くなりましたが!

佐藤友哉さんの『星の海にむけての夜想曲』

おすすめ!

是非一読!




あなたはこの作品を読んで、何を想う?