「JRとのやり取り➡福山・岡山へ電車旅に行きました。」２０１９年１０月中旬の日曜日
最近
岡山～島根を結ぶJR伯備線の特急やくもの
新型車両が公開された。
その中で車椅子スペースが広くなるなどバリアフリーの面も大幅に改善された。
そういえば４年前のこの頃だったか、JRの
ホームページを見ていたら、山口線を走るSLの蒸気機関車の
写真が目に留まった。
山口県の
湯田温泉や津和野方面に用事はないが、蒸気機関車に短区間乗るだけでも思い出になるかなあと思い、早速調べてみることに。
なぜ私がそう思ったかというと、
小学校の修学旅行で乗った熊本県の南阿蘇鉄道のトロッコ列車の車内から眺める窓のない景色が雄大で、この思い出をトロッコ列車と似た蒸気機関車で再度味わいたいと思ったからです。
JRのホームページの蒸気機関車の座席表には車椅子マークもあったし、蒸気機関車の煙が人工呼吸器に影響があるかは自己責任でと主治医も言ってくれたので、行動に移すことに。
まず介護事業所のヘルパーさんにこの計画の外出支援をお願いし、日程調整をした後、JR西日本に
私「１０月○○日の○○時○○分発のSLに車椅子で乗車したいので、予約とチケット手配をお願いします。」という旨の
電話をしました。すると、
JR職員「確認するので再度連絡します。」と言われました。しばらくすると電話がかかってきて、
JR職員「車椅子から普通の座席に移乗することはできますか？」
私「できません」
JR職員「それが車内が狭く、車椅子に乗ったまま乗車するのが安全の観点上、難しいんですよね。車椅子の大きさはどれくらいですかね？」
私「普通の車椅子より１回り大きいくらいです。」
JR職員「そうですか・・・でしたらやはりこちら側としては座席に移乗していただかないと難しいんですよね。」
私「だったらドア周辺の通路が少し広いですよね？眺めは悪くなってもいいので、短区間乗車だし、そこにいますよ。」
JR職員「確認するので再度連絡します。」またまたしばらくして
JR職員「申し訳ございません。やはりドア周辺の通路は他のお客様もいらっしゃいますし、安全の観点上、難しいんですよね・・・」
じゃあ、座席に移動できない車椅子の人は乗れねえじゃねえかと腹が立って
私「だったら座席に移動できない車椅子の人は乗れないことになりますよね？何とかなりませんかね？」
JR職員「上と掛け合ってみますので、再度連絡します。」すると翌日だったか
JR職員「申し訳ございません。上と掛け合ってみたのですが、上の方にも安全の観点上、難しいと言われまして・・・」私もこれ以上はモンスターになるので、
私「わかりました。ただ、これからもこのような事例があるかもしれないので、改善を要望します。
」というニュアンスのことを言って、今回は致し方なく蒸気機関車乗車は断念しました。
そういえば
新幹線の時もこのようなやり取りをして、多目的室（個室）に案内されるんだよな。
多目的室（個室）でも
料金は変わらないからいいけど、少なからず多目的室（個室）は本当に使いたい方のためにできるだけ空けておいてあげたい思いから、いつも最初は一般車両の車椅子席予約から始めてしまうんだよね。
それにしても安全の観点上って何なの？人工呼吸器が必要な重度身体障害者が外出すること自体、リスクだらけじゃん。そんなこと言ったら何もできないよ。と思うけど、
やっぱり公共交通機関の企業側からしたら、事故など何かあった時のことを考えると言わざるを得ないのだとは思います。
冒頭のやくも号に話は戻るけど、旧型車両は通路が狭い感じがしたけど、新型車両はYouTubeで見たけど、車椅子スペースがとても広くて、これなら車椅子のまま乗車可能だ。今度乗ってみようかな(笑)
あと付け加えておきますが、先ほどのJRとの電話でのやりとりの件、うろ覚えだから多少時系列や発言の言葉が違うかもしれません。間違っていたらJRさんすいません。
これで話は終わります。と言いたいところだが話には続きがあります。
蒸気機関車乗車を諦めて１日考えてみたけど、なんか悔しいので、ヘルパーさんと予定合わせたし、せっかくだから車椅子のまま乗車可能な特急列車に乗れないかなという結論に達し、実行に移すことにしました。
よく考えたら特急列車の多い岡山県の瀬戸大橋線なら乗れるのではないかと思い、調べてみると快速マリンライナー・特急しおかぜが車椅子のまま乗車できそうだったので、切符を手配して
2019年10月中旬上記の列車で、岡山県・鷲羽山ハイランドのある児島（瀬戸大橋線・児島駅）に行ってきました。
※ぼやけている写真が多いですがお許しください。
当日は
車で福山駅まで行き、
①福山駅
そこからは新幹線のぞみ号で瀬戸大橋線の接続駅、岡山駅に向かいました。
岡山駅を降りると、駅員に案内してもらい瀬戸大橋線のホームに到着。
そこにはさすが交通の要所岡山駅、先ほど話したやくも号や普通列車をはじめ、たくさんの列車が入線・出発してとても賑やかでした。
②しおかぜ号松山行き（岡山駅にて）
③山陰方面への特急列車（岡山駅にて）
しばらくすると、私が児島まで乗る快速マリンライナーが目の前に入線してきました。
広島にはない2階だて車両でかっこよかったです。清掃作業後、
④乗車したのはマリンライナー高松行き
いざマリンライナーに乗車！
ドアを入ってすぐのところに車椅子スペースがあり、とても広くて快適でした。
そしてマリンライナーは結構なスピードで妹尾、早島、茶屋町・・・そこには聞き覚えのある駅名が・・・それもそのはず、私が子どもの時にしていた
電車でGOの収録路線だったのです。
車窓を楽しみながらマリンライナーはあっという間に目的地の児島駅に到着し、これから瀬戸大橋を渡るマリンライナーを見送って、
西口ロータリーを少し散策しました。
そこには児島のことが書かれた案内版がありました。
実は児島はジーンズ発祥の地で
ジーンズのお店も多く、博物館もあるのです。
そして少し見上げると、鷲羽山ハイランドという遊園地が目に入ります。
子どもの時に行ったけど、あそこってアトラクションに乗ると
瀬戸内海が一望できる絶景スポットがあるんですよね。
今でもあの絶景、目に焼き付いてるわ。
児島は瀬戸内海がすぐ近くにあるので、天気は
曇りでしたが、風がとても心地よかったです。
結局西口ロータリーに40分ほど滞在し、
⑤児島駅前
⑥奥にうっすら見えるのが鷲羽山ハイランドの観覧車
駅員の待つ児島駅の改札に戻りました。
そしてホームに向かい、しばらくすると、行きのマリンライナーとは違う優等列車がやってきました。
そうです。帰りに乗車する列車は愛媛県・松山方面からやってきた特急しおかぜ岡山行きです。
乗車すると、マリンライナーほどの広い車椅子スペースではありませんでしたが、一般車両の片隅にある車椅子スペースに無事に向かうことができました。
そこで私は行きとは違う反対側の景色を楽しみながらあっという間に終点の岡山駅に到着しました。
⑦帰りは特急しおかぜ岡山行きに乗車しました
そして帰りの山陽本線広島方面の列車を待つ時間を使って、岡山駅の改札に上がってお土産など購入したのですが、改札周辺は日曜日の夕方というのもあり、人でごった返していました。
体感では日曜日夕方の広島駅よりはるかに人が多いなと感じました。
しばらくして、私は十山陽本線広島方面の列車に乗車、福山駅で下車、そこからは車で私が生活している
医療施設に無事に戻り、今回の旅は終了しました。
ほとんどの時間乗り物に乗っていましたが、広島ではまず見ることのない優等列車に乗ることができ、鉄道が好きな私にとっては思い出に残る楽しい時間を過ごすことができました。
本当は山口線の蒸気機関車に乗りたかったけど、悔しいから実行に移した岡山への電車旅を無事に遂行することができたので良かったです。
蒸気機関車にはまたいつか乗れたらいいなと思います。・・・おわり・・・