マスコミも騙された? 菅首相「退陣とは言っていない」。 | こころ、デトックス

こころ、デトックス

自傷癖国家日本。絶滅危惧種日本人。

6月4日付 編集手帳

 米国の第20代大統領ガーフィールドが暗殺されたとき、全米200紙を超す新聞に広告が載った。〈私は、合衆国政府が作成した故大統領の肖像版画を入手した。熟練の彫版工が彫った原版からカラー印刷したものを、1枚1ドルでお分けしよう〉

◆1ドルを支払った数千人が受け取ったものは、大統領の肖像が描かれた5セント切手であった――と、青土社刊『詐欺とペテンの大百科』にある。広告文に嘘(うそ)はないにしても、しかし…である

◆「震災対応に一定のメドがついた段階で、若い世代に責任を引き継ぎたい」。菅首相も“退陣”を口にしたわけではないが、これが続投の意思表明とは不埒(ふらち)な切手屋と異なるところがない

◆早期退陣を確信して造反のホコを収めた鳩山由紀夫氏からは「ペテン師」と酷評された。めずらしく、鳩山氏の言い分に理がある。言葉の詐術を弄する首相の国会答弁などはおよそ無意味であろうし、どこの国もまともに外交の相手をしてくれまい

◆歌人、小池光さんの一首を。〈毎日毎日四月一日 つくづくと「娯楽としての政治」を見しむ〉。菅さんひとりシメシメ、ニヤニヤの娯楽である。

(2011年6月4日01時20分 読売新聞)


今日(6月3日)の新聞の一面は「菅首相、退陣を示唆!」などの大見出しが踊った。


国会で、そのこと・・退陣と書かれていること・・を追求された菅首相は、
「マスコミがどう書いているかについて責任を持つことは出来ない」と述べ、
マスコミが勝手に誤解したと取れる発言をした。


首相との約束違反を理由に内紛を再燃させようという鳩山氏の動きは理解できない。

第一、首相が鳩山氏とかわしたという確認文書には辞任に直接ふれた表現は盛られていない。 (毎日新聞)


確かに、毎日新聞が書いているように、菅首相は、退陣とか辞任とかは、口にしていない。


でも、擁護には無理がある。

「毎日新聞か~」と言われるのがおちで、まあ、民主党にとっては「贔屓の引き倒し」だろう?。


昨日の民主党代議士会での菅首相の、

「大震災への取り組みに一定のメドがついた段階で、若い世代に責任を引き継いでいきたい」

この発言を聞いて、「首相はメドがついたら退陣する」と思うほうが普通だろう。



それにしても、菅首相や取り巻き連中の厚顔には恐れ入る。

 見事と褒めるしかないほどだ!。


「一定のメドが付いたら・辞・め・る・」と言ったのではなく、

「一定のメドが付くまで・続・け・る・」と言ったのだ。

  ・・・菅首相は、そう思っているらしい?


悲しいかな?「大震災復興・原発事故収束の一定のメド」は、菅首相の“さじ加減”に掛かっている。


意地悪く言うならば...総理で居たければ、復興や収束のメドをつけなければ、それだけ長く居座れる...という馬鹿な話になる。


まさか? 「総理の席には留まるが、大震災への取り組みの責任(責め)は若い世代に引き継ぎたい」

       ・・・・・・・・・・・・・ まさかね?


当然のことながら、被災地の惨状を考えると、菅首相ならずとも、一国の首相たるもの、1日でも早くメドを付けたいと思っておられると信じているが..。



毎日新聞さんも、朝日新聞さんも、一生懸命庇っても、

 「マスコミがどう書いているかについて責任を持つことは出来ない」


    あなた方の片思いのようですネ...?




人気ブログ
ランキングへ ← ポチッと!
ブログランキング・にほんブログ村へ ← ポチッと!