読書 備忘録 ✳︎ | 。.:*・ ささやかな毎日の幸せ ・*:.。

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    2015.3生まれの息子との生活



先月半ばくらいから、職場の研修をオンラインで受講していて、やっと修了しましたー 😭
在宅時間に受講するとなると、なかなか時間が取れず、、!
その間、今や活字中毒気味になっている私は、
読書が思うように出来ずで辛かったです 😭
やっと読める!(笑)


そして読み終えた本。



三浦しをん さんの、「 舟を編む 」。

数年前に映画化されていて、観に行こうかどうか悩んだ作品。
結局観に行かなかったので、原作を読んでみました ニコニコ

辞書作りに携わる人たちのお話です。
「辞書」って、書店では滅多に手に取られない、地味な存在のイメージですが、
辞書作りに携わる人達の情熱が、とにかく熱いのです!不安

その中でも、不器用な登場人物たちのやり取りが面白く、
読んでいる時に、電車内で何度1人でニヤリとしてしまったか、、(笑)
著者の三浦しをんさんの、少し引き気味で冷静な心情描写が、絶妙に私のツボにハマりました 泣き笑い

あと、チームワークの大切さ。
辞書を完成させるには、言葉へのセンスに長けている者だけでは務まらない。
適材適所で効率よく動けるチームワークは、読んでいるうちに仕事の楽しさを思い起こさせてくれます。


「言葉を生みだす心は、権威や権力とはまったく無縁な、自由なものなのです。」
という文章が心に残りました。

解説で「辞典を、言葉を正しさの枠に押し込めるよりも、もっと自由に言葉を使うために使ってほしい」
と書かれていた事にも通じるなと思いました。

言葉は、知れば知った分だけ、自分の思いや考えを歪みなく相手にはっきりと伝える事が出来る。
もっと自由に、楽しみながら、言葉の海の中に存在したいと思わせてくれる、とても素敵な作品でした ニコニコ