Artist: MARTIN DENNY
Title: EXOTICA
Release Date: May 1957
Label: Liberty

夏の終わりになるとたまらなく聞きたくなる一枚。

夏と言っても、いわゆるサーフィン系のサウンドではなくエキゾチックサウンド。
このエキゾチックサウンドの生みの親とも言われているのが、今回紹介する「マーティン・デニーです。

マーティンは1911年4月10日、アメリカニューヨーク州生まれ、クラッシック・ピアノを学びさまざまなバンドのツアーに参加し活躍しました。1954年にハワイに移住すると、大きな転機が訪れます。

ホノルルの"Shell Bar"というナイトクラブで演奏をしていた時、その場で聞こえてきたカエルや鳥の鳴き声を即興でプレイに取り込んだのです。

これがいわゆる彼の音楽のスタイルとして確立されていくのです。

しかし、ここで疑問に思うのが、そのカエルや鳥の声をどうやって出したかでしょう。

私もレコードを聴いているだけでは生音にしか聞こえなかったのですが、後に見た彼のライブビデを見て唖然としました。

あまりにも単純な発想ですが、コンピューターのサンプリングなどがない時代だからこそできた業であります。

この貴重なビデオが一部Youtubeでも見られるので、ぜひ見てください。

Martin Denny "Quiet Village" from Hawaii Calls




ビデオで流れる曲は、1959年に発表されたアルバム「Exotica」に収録されている「Quiet Village」です。

この曲は1951年に親友でもあるレス・バクスターが作曲したもので、この後も彼とのコラボレーションは続きます。

さて、お勧めの曲であるが、「Jungle Flower」です。

私がこの曲を始めて聴いたのは、実はマーティンによる演奏のものではなく、中西俊夫氏率いる「ウォーターメロングループ」と言う日本人のバンドのものでした。

Jungle Flower
martin denny


JUNGLE FLOWER Water Melon Group


Martin Denny - Return To Paradise


日本人の中にもマーティンの影響を強く受けた人は多く、YMOの主要メンバーでもあった、細野晴臣氏もその一人でしょう。

真夏の夜に、まったりとエキゾチックサウンドを聴いてみるのはいかがでしょうか?
なんか仕事をするのが、かったるくなるほどまったりできますよ(笑

Track Listings
1. Quiet Village
2. Return to Paradise
3. Hong Kong Blues
4. Busy Port
5. Lotus Land
6. Similau
7. Stone God
8. Jungle Flower
9. China Nights
10. Ah Me Furi
11. Waipio
12. Love Dance



Artist : Styx
Album : Kilroy Was Here
Release Date :Feb 1983
Label: A&M

スティックスと言えば日本ではMr. Robotoがヒットし、ポップ色の強いバンドのイメージがありますが、本国(米国)ではプログレッシブロックの地位を確立したバンドであります。

スティクスは、全身である「トレイドウィンズ」をジョンとチャック・パノッゾによって1963年に結成。
翌年デニス・デ・ヤングが加入。68年にはジョン・クルリュウスキー、ジェイムス・ヤングをメンバーに迎え入れた時点でバンド名をスティクスと改名しました。

Styxとは、ギリシャ神話の「三途の川」という意味です。余談ですが「三途の川を渡る」を英語で言うと「cross the Styx」となります。

今回紹介するアルバムはMr. Robotoが含まれた「Kilroy Was Here」です。
80'sの洋楽好きは必ず選曲する一曲ではないでしょうか?

しかしアルバムのタイトルでもあり、Mr. Robotoの歌中でも登場する「Kilroy」とはいったい何者なのでしょうか? 一説によると、「Kilroy Was Here」は第二次世界大戦で使われたフレーズで、戦闘機や戦地の壁などに落書きとして書れていたようであります。

軍需物資の査察官James J. Kilroyが検査した船内のすべての物資に書いたものが始まりとも言われていますが、私も真相は知りません。

さしずめ「Simon Says 」のようなもなのでしょうか?

さて、Mr.Roboto(robotではない)でありますが、おなじみの日本語から歌は始まります。

Domo arigato, Mr. Roboto Mata ah-oo hima de
Domo arigato, Mr. Roboto Himitsu wo shiri tai

お世辞にも上手とは言えない日本語・・・わたしは「マーターオギマゲー」としか聞こえなかった(笑

しかし、サウンドは本当に素晴らしい!

プロモーションビデオはさらにかっこよく、ちょっと中国風のロボットが登場し、ロックが禁止された近未来に独裁者と戦うストーリらしいです。

ポップ色が強く、プログレファンには物足りなさを感じるかもしれませんが、80年代を代表する名曲のひとつであることは間違えないと思います。

Mr.Roboto


Styx - "Cold War" Tommy Shaw 1983



Track Listings

1. Mr. Roboto
2. Cold War
3. Don't Let It End
4. High Time
5. Heavy Metal Poisoning
6. Just Get Through This Night
7. Double Life
8. Haven't We Been Here Before?
9. Don't Let It End (Reprise)

Running Time 40:41


Artist : Marcos Valle
Album : Samba '68
Release Date : 1968
Label: Verve

1968年に米国でリリースされた、マルコス初の英語を中心としたアルバム。
皮肉にも、マルコスのアルバムの中で、もっともボサノバらしいアルバムと評価されたこともありました。

1960年代のアメリカ音楽界はブラジル音楽のブームが開花しており、すでに米国デビューしていた「Herb Alpert」 「Antonio Carlos Jobim 」 などの後にアメリカに招かれたアーティストです。それゆえ、アルバムに英語の曲が含まれているわけであります。

マルコスは1965年メンバーに欠員が出たセルジオ・メンデス'65に加わるために妻である、アナ・マリアを連れて渡米。メンバーとしての活動が終了した後も帰国せずに米国で活動を続け、このアルバムをリリースしました。

ちなみに、妻マリアはアルバム中でもデュエットで参加。ボサノバの美しいハモリを聞かせてくれている。まさに息がぴったりと言う感じであります。

お勧め曲は「Batucada」。この曲、「キリン・ザ・ゴールド」のCMのために「bird」 が原曲とおなじポルトガル語でカバーして、よく耳にするようになりました。

「bird」カバーは結構アップテンポですが、オリジナルは実にしっとりとして落ち着いた感じであります。お昼時にのんびりと聞いてみると良い感じのアルバムです。

BATUCADA MARCOS VALLE


オダギリジョー CM "KIRIN THE GOLD" bird - BATUCADA」


Marcos Valle & Norman Gimbel - Samba de Verão (Summer Samba)


Marcos Valle Crickets Sing for Anamaria



Track Listings

1.The Answer
2.Crickets Sing for Anamaria
3.So Nice (Summer Samba)
4.Chup, Chup, I Got Away
5.If You Went Away
6.Pepino Beach
7.She Told Me, She Told Me
8.It's Time to Sing
9.Batucada
10.The Face I Love
11.Safely in Your Arms

Running Time 26:55