さてこの頃、色々な事が変わっているというか、特にWindows10は仕様変更がうざくてしょうがないというか、つーか、クラウドなんかいらないから、ファイル共有が設定が変わったり、頻繁につながらなくなるのをどうにかして欲しいところで、アップデートされていれば別にWindows20000程度で良くて、変な新機能はいらないというか、WindowsXPじゃなくいてもいい程度なんだけれども、という具合で新機能に振り回されるのが面倒くさくなってきた今日この頃です。つーか、MediaCenterとか結局何だったんだ、みたいに考えると、新機能が出たけど役に立たないというか、使うことがないことは、沢山あるわけです。

 

で、昔の機能が仕様変更されて面倒くさいのの一つがWindowsファイル共有です。しょっちゅうトラブって面倒くさいことこの上ないです。しかしながら、Windowsファイル共有という機能を十分使わなくても、あっちのPCからこっちのPCにちょこっとファイルを移したいという事は多々あります。

 

ちょっとしたファイルをあっちのPCからこっちのPCに移すためには、まあ、単純な話、USBメモリでもあれば、全く問題ないのですが、せっかくLANでつながってるなら、LAN経由ならキーボードマウスだけの操作で移せるので、物理的な操作は必要ないわけです。

 

あと、PCそれぞれにスカイプというのも簡単で便利なのですが、対外的に下手にスカイプ使っていると、ログインログアウトや、その辺が少々煩雑になるので、場合によっては万能とも言えません。

 

で、どうするのが簡単なのかちょっと考えました。結局LAN内でサーバーが立ってれば、要件は十分に満たす、という事に気づき、差し当たって使ったのが昔懐かしいAnHttpdという、Httpサーバのフリーソフト。

Anhttpdは、非常に簡単に立てれるので、非常に簡単にファイルをPCからPCに移すことができます。LAN内ならポートの穴もいりませんし、Httpなのでまあ80なので、ブラウザアクセスで問題ないわけですが、MIMEタイプとかがあるのでZIPにして転送するとより問題ないです。

だがしかし、流石に遥か昔のソフトなためか、設定が保存できないなど困った点も少々。

 

メインに使っているPCの使用時間が長い場合(つまりメインPCがほぼ決まっている場合)は、FTPサーバを立てたほうがより便利というか、一番の利点は双方向という事で、メインのPCだけでFTPサーバを立てればさえよいという具合で便利なのですが、暗号化のないFTPも今となっては絶滅危惧種で、GoogleChromeに至っては、FTPは(使えない事はないけれども)推奨しませんという注意書きがつく程で、サーバソフトも、TynyFTPDarmonに至っては、Win95可のせいもあってか16Bit云々でインストールさえできず。BlackJumboDogも思い出したけれども、Anonymousアクセスがわからなかったので、これも不便。

 

で、じゃあ、まあ、新しいソフトを開拓するしかないかとちょっと探ってみたところ、そう時間がかからず願ったり叶ったりのHttpサーバソフトを見つけました。

 

その名も「簡単WEBサーバー

 

先ずは、簡単さ。この上なく簡単です。DL(たったの40KB)して、ファイル解凍して動かして、ファイルを公開にチェックを入れ、転送したいファイルがあるフォルダを追加して、「待ち受け開始します」をおせばHttpサーバが立ち上がります。そして、そのPCのIPアドレスにブラウザからアクセスすると、追加したフォルダのファイル一覧が表示され、ファイルのダウンロードができます。

 

たったこれだけです。自分のPCでのテストの場合、http://127.0.0.1/とでも打てばテストできると思います。ローカルIPアドレスは、IPCONFIGとかで調べて、例えば、192.168.1.5なら、他のLAN内PCからhttp://192.168.1.5/と打てばアクセスできます。もちろん、スマホにファイル渡したい時にも有効です。

上手くいかない場合、IISのサービスが動いていないか、とか、Httpsでアクセスしていないか辺りをチェックすれば十分だと思います。

 

フォルダの追加も簡単で、削除も簡単。ファイルを転送したい時だけ立ち上げれば、言うほどセキュリティの心配もいりません。使い方も悩むことはほぼないと思います。

 

もちろん、ルーターにポートの穴開けてない限り、LAN内のみで閲覧できるだけで、公開はされませんのでご安心を。

ただ、LAN内が社用なんかでいろいろな人が使う場合、みる気になれば見れますので、そういう環境では、起動しっぱなしには注意しましょう。

 

ダウンロードする場合、MIMEタイプやらありますが「名前を付けてリンク先を保存」にすれば大体DLできると思います。出来ない場合、ZIP圧縮とかすれば、出来ると思います。

 

この簡単WEBサーバー、使い方によってはかなり便利に使えると思います。例えば、USBメモリに入れておいて、USBメモリをPCにさして、そこから簡単WEBサーバーを起動すれば、なんの面倒もなく、そのPCからファイルの転送ができるようになります。

まあ、そうするならUSBメモリで移せばばいいじゃないか、という声も聞こえてきそうですが、動画なんかの大きいファイルだと、USBメモリにコピーするのに時間がかかりますし、コピー先で読み込むのも時間がかかります。

簡単WEBサーバーであれば、DLしている気分で転送できます。

 

この頃はセキュリティ云々でどんどん繋がりにくくなる世の中だけれども、こういう簡素なソフトを立ち上げて立ち上げた間だけファイルを転送するというのは、セキュリティ面からみても、機能的な面からみてもなかなかに合理的だと思いますので、一度使ってみてはいかがでしょうか?

 

簡単WEBサーバー