3日前、のっぴきならないというか、色々調べたら鉄道の方が乗り継ぎが良く便利で安かったことから、前後区間は置いておいて、岩手の宮古から盛岡の間を走る山田線という路線の快速リアスという列車を利用しました。

 

ちなみに、この山田線。紅葉シーズンになると、景色はきれいかもしれないが、落ち葉で空転してしょっちゅう遅延するという、ちょっと微妙な名物路線であるけれども、それは11月辺りの事でまだ大丈夫だろうと思って乗りました。

 

恐らく、宮古を出て川井までは何事もなく順調だったと思ったんですが、川井を過ぎたら、反対向きの列車が空転で遅れており、川内で運転停車します、とのアナウンスが。

 

そうなると、まあ、乗っている時間は暇なものだから、インターネットでピコピコして調べてみると、前日か前々日までは特別列車のさんりくトレイン宮古というのが走ったらしいが、その日(10月8日)は何もないので、回送列車な事は確実で、調子がいまいちな車両の回送かな、とか勝手に考えて待っていると、その遅れた車両がやってきました。

 

 

な、なんとEAST i-Dとかいう検測車です。まあ、写真がいまいちなのは勘弁してください。スマホで撮ってトリミングしました。

 

というか、私は実は子供のころ鉄道が好きで、それなりに知識もあるのですが、確かこのEAST i-Dは、結構高性能で、空転とか無縁っぽい感じじゃなかったかな?と思って調べると…

 

JR東日本キヤE193系気動車

 

↑Wikiのページです。やっぱり、T車が1両あるものの動力車が2両。その動力車たるや、1両当たり450ps*2の900psで、2軸台車*2で結局4軸駆動。つまり3両で編成出力1800psの8軸駆動で遊輪4軸。

乗車した快速リアスは、キハ110系2両で編成出力840psの4軸駆動で遊輪4軸。

 

どう考えてもキヤE193の方が空転しにくそうに思うけれども、そうでもないらしいです。

で、恐らく8分程度遅れで川内を出発しました。

 

その後、気にして音を聞いていると、乗ってるキハ110も結構空転しており、空転すると、エアダスターでシューと吹くような音がすることから、恐らく、空転対策用にコンプレッサ、もしくはエアタンクを積んで、空転が発生すると、線路をエアーで吹いているような感じです。ただまあ、これは聞こえる音から推測したことであって、確かな事ではないけれども、何かしらの空転対策がしてある事は確かなようです。車輪のすべり止めと言えば砂だと思いますが、結構長い時間シューと言っているので、砂ではなさそうと思います。

まあ、強力な非対策車よりも、非力な対策車の方が空転に強いという事でしょうか。

あとは、少々雨が降ったような感じだったので、それも影響しているのかもしれません。

 

運転士さんは気が抜けなくてなかなか大変だと思います。

 

その後、言うほど回復せず、まあそれ以上遅れもしなかったのは幸いでしたが、結局盛岡には約7分遅れで到着したけれども、その次の列車には影響なく乗れたので、全く影響はありませんでした。

 

まだ言うほど紅葉もしていないように見えるけれども、もう空転シーズンが始まってきた感じなので、山田線を利用される方は遅延してもいいように時間に余裕をもってご利用ください。

ちなみに、釜石線は、谷間みたいなところはあまりないので、落ち葉ではあまり遅延しませんので安心なようですが、鹿とか熊で遅延することはたまにあります。それを言うと山田線も鹿とか熊でも遅延するのは同じです。

 

あと、11月上旬に工事の影響で快速リアスが運休する日があるそうです。

工事と言えば、並行する106号線があちこちで工事をしており、その付近を通るたびに数度警笛を鳴らすので、結構やかましかったです。

 

たまには鉄道もいいかな?とも思いましたが、後はしばらく使わないかなぁ?