実は、私は昔吹奏楽をやっていたこともあって、クラシック音楽も聞くというか、かなり偏ってクラシックを聞くというか、ぶっちゃけスヴェトラーノフの指揮に限って聞くような感じで、たまにはクラシックを聴いたりするわけです。

エフゲニー・スヴェトラーノフは、もう亡くなってしまいまいたが、長らくソビエト国立交響楽団という、かなり強力な交響楽団の指揮者をつとめていました。現在のロシア国立交響楽団です。
たまにほかの楽団で指揮もして、N響というか、NHK交響楽団でもかなり指揮をしており、N響とでも密かに名演が多いように思います。
また、ソビエト(ロシア)国立交響楽団でも、比較的数多く来日しており、親日家というか、日本びいきだった感じもします。

私が持っていたクラシックのCDは、ほぼスヴェトラーノフのもので、20枚近くあったような気がしましたが、津波でなくなってしまいました。ああ、レーザーディスクもありました。

という事で、個人的には大好きだったスヴェトラーノフですが、CDを買いに行くとあまりないので、世間的にはあまりメジャーでない感じもしておりました。

ところが、今日、先ほどテレビをつけると、チャイコフスキーの5番の第4楽章で、ちょっとバラバラなどこかで聞いたような感じと思ってよく見ると、指揮者が何もせず突っ立っており、まさにスヴェトラーノフが指揮をやめて、悦に入っているその瞬間でした。
イコール、もう、ほぼ一番最後です。

あー!見損なった~!と思いましたが後の祭りです。

ただ、以前から調べても、予告はなかったかもしれない感じでしたので、仕方ないかなと思いました。

というのは、N響アワーが今日で最後で、リクエスト特集という事で、最後がスヴェトラーノフという事だったようで、前から番組情報なんかで知らせている感じではありませんでした。

で、演奏が終わって、司会者やゲストの話を聞いていると、リクエストが最も多かったような話をしていたので、スヴェトラーノフは、実はかなり人気があるのかと思ったりしました。
司会者やゲストがニコニコ楽しそうにスヴェトラーノフの話をしていたのが印象的でした。

N響アワーのとりがスヴェトラーノフだったようなもので、ふさわしいと思いましたが、ちゃんと最初から見ておけばよかったと思いました。

聞いたのは本当に最後だけでしたが、良さそうなチャイコフスキーの交響曲第5番でした。

実は、私が一度だけロシア国立交響楽団のコンサートに行った時も交響曲第5番を聞いた事がありました。
今日ちらっと見て、彼が指揮をやめるのが一番似合う曲はチャイコフスキー第5番な気がしないでもありません。
そう考えると、一番彼の魅力を堪能できるのはチャイコフスキーの交響曲第5番な感じもします。

N響とのショスタコーヴィチの交響曲第5番とその後の(G線上の)アリアの映像がNHKにあると思うのですが、いつかまた見てみたいものだと思います。

夢中になって聞いていた頃から20年も経つと思いますが、今聞いてもやっぱりスヴェトラーノフは素晴らしいです。