先日から、友人から預かったノートPCを使えるようにと、色々やっていますが、困った事にATIのグラフィックドライバがあたりません。
ATIというか、AMDのサイトでちゃんと選択した筈のドライバでも、あたりません。

結構困りました。

ちょっと調べてみると、AMDのサイトではXpress1250が選べるのに、ドライバのINFファイルの中には、Xpress1250の記述はありません。

という事は、昔やったみたいに、Infファイルを書き直すとか言う事をしないとドライバはあたりません。

という事で、早速INFファイルを調べてみるとXpress1250は無いけれども、Xpress1200はあり、それはRS600という記述があったので、それを転用する事に。
"ATI RADEON Xpress 1200 Series " = ati2mtag_RS600, PCI\VEN_1002&DEV_7941
という記述があるので、以下のように変えて1行足しました。
"ATI RADEON Xpress 1250 Series " = ati2mtag_RS600, PCI\VEN_1002&DEV_7942
1200→1250と、最後が7941→7942になっています。
7942というのは、デバイスマネージャーでディスプレイアダプタのXpress1250のプロパティを開くと、詳細タブの中にハードウェアIDという項目があり、それで表示されるものです。

ATIの場合は、昔からちょっとマイナーなものだったりすると、こんな風にドライバの中に名前がなく、当たらないものがありますが、コアが分かれば、こんな風に無理矢理当てる事が可能です。

何でそうまでして無理矢理ドライバを当てたいかというと、ATIのCCC(Catalyst Control Center)が使えないからです。

という事で、無理矢理INFを編集して当てたらあたって、CCCも無事機能するようになりました。

このノート、NECのVersaProというもので、VY16A/W-4という物のようですが、発熱はまあまああるものの、ドライバを当てて動かしてみると、なかなか良い感じで動きます。CPUはC2Dの1.66GHzのようです。
ドライバがWindows純正だと、CCCが動かないので、結構機能的に落ちてしまいます。ちょっと勿体無い気がします。

よく考えてみると、この直後、ATIはAMD傘下になり、それ以後Intel向けのチップセットは作っていないので、ちょっと貴重な感じかもしれません。

しかしまあ、この辺りの時代のATIのチップセットにはやたら縁があるなぁ、とちょっと思ったりしました。
Xpress200も1150も使って780Gまでは使っていたので、何というか、ちょっと愛着がありますし、扱いも慣れています。

この辺のチップセットであれば、まだ使える感じです。
ちなみに、フルHDのTSをVLCで再生させたところ、60Hzな感じではない感じもしますが、見られる程度ではきちんと再生できました。今の時代でもセーフな感じです。

結構良く動くようになって来ました。ぼちぼち友人に渡して来ようかと思います。