庭の家庭菜園の、最近は特にトマトを観察しておりました。
トマトの上の方の葉が巻き、肥料過剰な様子でしたが、潅水を少なめにしたら大分直りました。
トマトに関しては、株自体は大丈夫そうになってきましたが、花は咲くもののまだ実付きは確認できず、ちょっと心配なところもあります。
そんな中、色々気が付いたことの一つがアリグモ。
アリグモってご存知でしょうか?アリみたいなクモです。
ちなみに、珍しさとしてはスズメ並みかなと思うくらいそこらじゅうに居るのですが、気が付かない場合が多く、見てもアリが居るとしか思わないようです。私も最初そうでした。
この写真の中の黒い生き物は、アリではなくクモです。
もうちょっと細かく言うとアリグモのメスです。
メスは特にアリにそっくりで、ぱっと見は見分けがつきません。
写真は、前足を葉につけているので、8本足と分かりますが、動いている時は、前足をアリの触覚のように動かし、まるでアリです。
オスは、アリにしてはちょっと変なのでアリグモと分かります。
前の出っ張りは顎のようですが、ちょっと近づいてみると、顎が目立ち、アリグモと分かります。
そんな訳でオスのほうが発見しやすく、オスを発見して観察すると、アリではない行動が見られるので、同様な動きをする物を探せば、程なくメスも発見できると思います。
アリは、殆ど常に歩いています。アリグモはじっとしている時も多いのですが、歩かない時は前足を動かしてアリが触覚を動かして居る様な動作をしていたりして、なかなか発見するのが困難ですが、慣れれば簡単に見分けがつくようになります。
ちなみに、クモなので、クモ糸を出してぶら下がっている時もありますが、捕虫用の俗に言うクモの巣は作らないようです。ただ、ねぐら的な巣はあるのかも知れませんが、まだ発見したことはありません。
アリグモのオスが、蚊を食べています。
で、食べられている蚊なのですが、なぜかトマトに沢山止まっています。日中は特に沢山止まっています。
恐らく、私がトマトに潅水する時だけは、上からかけずに株元に潅水するので、蚊が止まって居やすいのだと思います。
他の植物にも蚊は止まっているようなのですが、殆ど上からジョウロで水をかけるので、その時飛んでトマトに移るので、トマトは時に蚊が多いように思います。
アリグモは、そんな蚊を食べてくれているようです。という事は、それだけでも結構益虫な気がします。
更に、アブラムシに関しても、良い感じの現象があります。
先ず、今年はトマトに、何故かアブラムシが大量発生しません。
ちょっとずつは居て、手でつぶしたりしていますが、あまり目立ちません。
更に、アブラムシが増えると、アリがトマトに登って、アブラムシの大発生を助けるわけですが、アリがトマトに登りません。
アリがトマトに登らないということは、アブラムシの発生を抑える上で、結構大事な事だと思います。
じゃあ、何故アリがトマトに登らないかというと、アリはせっせと蚊の死骸を運んでいたりして居るのと、その辺一帯に居る主なアリは、小さなアリでアリグモより一回り小さいアリがたまに遠慮がちに歩いている程度です。
考えられるのは、小さいアリが、アリグモが居るために、大きなアリが居ると思って登らない、という事も考えられますが、今のところは謎です。
しかもアリグモは、アブラムシの成虫も食べるようです。また、アブラムシの死骸があったりしますので、もしかするとアブラムシも食べているのかもしれません。しかしながら、アブラムシの死骸は手でつぶされたものが残っている事も考えられるので、確実ではありませんが、アブラムシの形が残っているものもあるので、恐らくアリグモが食べるのだろうと推察しています。
いずれにしろ、現状の結果を言うと、アリグモが居るトマトは、アブラムシはあまり発生せず、アリも上らず、非常に良い感じになっています。
しかも、アリグモ自体はクモの巣を張らないので、クモの巣で株が汚くなるという事もありません。
アリグモは条件によっては、アブラムシ対策に良いかもしれません。特にトマトには良いかもしれません。
しかし、アリグモがアリに対して強いかというとそうでもなく、アリが行き来しているところに落ちたりすると、アリから逃げるように歩いている面もあるので、アリが登ってしまうといなくなってしまう可能性もあります。
色々考えると、蚊も結構アリグモの活躍の助けになっているのかな、という感じもします。
アリもそれなりに食べ物を確保したいはずですが、アリグモが食べた蚊の死骸がアリを寄せ付けて、登ってこない、という可能性も高く、という事は、蚊がいなくなると、食べ物を探していたアリが登って占領してしまいアリが大発生、という可能性もあります。
まあ、いろいろ考えても、あまり確証はないのですが、効率良く無農薬とかいうことを考えると、いろいろな事があり難しいですが、こういう観察は案外大事なのかもしれない感じがしました。
家庭菜園をやっていて思うのですが、問題が出ると良く観察をしますが、好調だと案外観察をせず、好調な時の状態というのを把握していない面があるのではないかと思います。
今回も、トマトの過剰肥料による葉巻が元でトマトを観察したわけですが、葉が巻かなかったら、今年はアブラムシも少なくていいな~とか言う感じで、遠目に眺めておわりで、アリグモの存在には気が付かなかったかもしれません。
好調な作物も良く観察して、何故好調なのか考える事も大事かな、と思いました。
トマトの上の方の葉が巻き、肥料過剰な様子でしたが、潅水を少なめにしたら大分直りました。
トマトに関しては、株自体は大丈夫そうになってきましたが、花は咲くもののまだ実付きは確認できず、ちょっと心配なところもあります。
そんな中、色々気が付いたことの一つがアリグモ。
アリグモってご存知でしょうか?アリみたいなクモです。
ちなみに、珍しさとしてはスズメ並みかなと思うくらいそこらじゅうに居るのですが、気が付かない場合が多く、見てもアリが居るとしか思わないようです。私も最初そうでした。

この写真の中の黒い生き物は、アリではなくクモです。
もうちょっと細かく言うとアリグモのメスです。
メスは特にアリにそっくりで、ぱっと見は見分けがつきません。
写真は、前足を葉につけているので、8本足と分かりますが、動いている時は、前足をアリの触覚のように動かし、まるでアリです。
オスは、アリにしてはちょっと変なのでアリグモと分かります。

前の出っ張りは顎のようですが、ちょっと近づいてみると、顎が目立ち、アリグモと分かります。
そんな訳でオスのほうが発見しやすく、オスを発見して観察すると、アリではない行動が見られるので、同様な動きをする物を探せば、程なくメスも発見できると思います。
アリは、殆ど常に歩いています。アリグモはじっとしている時も多いのですが、歩かない時は前足を動かしてアリが触覚を動かして居る様な動作をしていたりして、なかなか発見するのが困難ですが、慣れれば簡単に見分けがつくようになります。
ちなみに、クモなので、クモ糸を出してぶら下がっている時もありますが、捕虫用の俗に言うクモの巣は作らないようです。ただ、ねぐら的な巣はあるのかも知れませんが、まだ発見したことはありません。

アリグモのオスが、蚊を食べています。
で、食べられている蚊なのですが、なぜかトマトに沢山止まっています。日中は特に沢山止まっています。
恐らく、私がトマトに潅水する時だけは、上からかけずに株元に潅水するので、蚊が止まって居やすいのだと思います。
他の植物にも蚊は止まっているようなのですが、殆ど上からジョウロで水をかけるので、その時飛んでトマトに移るので、トマトは時に蚊が多いように思います。
アリグモは、そんな蚊を食べてくれているようです。という事は、それだけでも結構益虫な気がします。
更に、アブラムシに関しても、良い感じの現象があります。
先ず、今年はトマトに、何故かアブラムシが大量発生しません。
ちょっとずつは居て、手でつぶしたりしていますが、あまり目立ちません。
更に、アブラムシが増えると、アリがトマトに登って、アブラムシの大発生を助けるわけですが、アリがトマトに登りません。
アリがトマトに登らないということは、アブラムシの発生を抑える上で、結構大事な事だと思います。
じゃあ、何故アリがトマトに登らないかというと、アリはせっせと蚊の死骸を運んでいたりして居るのと、その辺一帯に居る主なアリは、小さなアリでアリグモより一回り小さいアリがたまに遠慮がちに歩いている程度です。
考えられるのは、小さいアリが、アリグモが居るために、大きなアリが居ると思って登らない、という事も考えられますが、今のところは謎です。
しかもアリグモは、アブラムシの成虫も食べるようです。また、アブラムシの死骸があったりしますので、もしかするとアブラムシも食べているのかもしれません。しかしながら、アブラムシの死骸は手でつぶされたものが残っている事も考えられるので、確実ではありませんが、アブラムシの形が残っているものもあるので、恐らくアリグモが食べるのだろうと推察しています。
いずれにしろ、現状の結果を言うと、アリグモが居るトマトは、アブラムシはあまり発生せず、アリも上らず、非常に良い感じになっています。
しかも、アリグモ自体はクモの巣を張らないので、クモの巣で株が汚くなるという事もありません。
アリグモは条件によっては、アブラムシ対策に良いかもしれません。特にトマトには良いかもしれません。
しかし、アリグモがアリに対して強いかというとそうでもなく、アリが行き来しているところに落ちたりすると、アリから逃げるように歩いている面もあるので、アリが登ってしまうといなくなってしまう可能性もあります。
色々考えると、蚊も結構アリグモの活躍の助けになっているのかな、という感じもします。
アリもそれなりに食べ物を確保したいはずですが、アリグモが食べた蚊の死骸がアリを寄せ付けて、登ってこない、という可能性も高く、という事は、蚊がいなくなると、食べ物を探していたアリが登って占領してしまいアリが大発生、という可能性もあります。
まあ、いろいろ考えても、あまり確証はないのですが、効率良く無農薬とかいうことを考えると、いろいろな事があり難しいですが、こういう観察は案外大事なのかもしれない感じがしました。
家庭菜園をやっていて思うのですが、問題が出ると良く観察をしますが、好調だと案外観察をせず、好調な時の状態というのを把握していない面があるのではないかと思います。
今回も、トマトの過剰肥料による葉巻が元でトマトを観察したわけですが、葉が巻かなかったら、今年はアブラムシも少なくていいな~とか言う感じで、遠目に眺めておわりで、アリグモの存在には気が付かなかったかもしれません。
好調な作物も良く観察して、何故好調なのか考える事も大事かな、と思いました。