くちなしにつくオオスカシバの幼虫の話です。

それなりに見ていたつもりでしたが、こんなのがいました。


ジャンク扱い保証無し-オオスカシバの幼虫

捕まって変な所に来たので、固まっています。この状態では6.5cm程度です。

ちょっと動くと7cmオーバーな感じです。

太さも1cm程度はあるので、かなり立派な青虫です。


クチナシをむしゃむしゃ食べて、こんなに大きくなったので、くちなしは結構食べられた事と思います。

でも、植えてある木についていたので、被害の程は良くわかりません。


その他にも数匹見つけましたが、そちらは3cm程度でした。

外においてある鉢植えにもついており、鉢植えだと結構食べられたのが分かります。


さて、ちょっと悩むのはこの幼虫の処分です。

ただ潰してしまうのは忍びない気がするので、スズメに食べさせる事にして、スズメの餌台に置きました。


餌台に置くと、スズメの反応が色々で面白いです。

あまり大きくないものの場合は、若いスズメは怖がって近寄らないというか、他の餌を食べても直ぐ逃げていきます。

比較的、大人のスズメが尻尾の尖った所を咥えて、別の場所に運んで食べて居るようです。


この大物の場合は、かなり反応が違いました。

殆どのスズメが、餌台に近付こうとしません。ビスケットの餌もあるのですが、ビスケットをちょっと食べては逃げていきます。

このオオスカシバの幼虫が、スズメが止まる枠の上に陣取ってしまい、高い位置にいるので食べるに食べられないのと、大きいので怖いようです。

ちょっと間見ていましたが、大人と思われるスズメでもどのスズメでも同じ反応です。

まあ、スズメの半分くらいの大きさがあるので、怖いのも無理ないのかもしれません。


仕方ないので、餌台の横の屋根の上において見ました。

無造作に置いたので、ちょっと間丸まっていたのですが、その期を逃さず、チャレンジャーなスズメがちょっと間格闘した後、咥えて運んでいきました。


食べている所が見れるかなと思い、外に出てみました。

すると、その幼虫を咥えたスズメに、カラスが突進してきました。スズメも逃げていましたが、結局、カラスに譲ったのか、逃げ切れないので落としたのかは分かりませんが、カラスが持っていきました。


カラスもよく見てるもんだな、と思いました。他にもスズメが沢山いるのですが、大きい獲物を咥えたスズメを見ているのかもしれません。


ちなみに、餌台は、カラスは止まれないので、餌台の餌をカラスが直接食べる事はありません。

前は餌台の近くにきてどうしたら食べられるか多少考えていたようですが、最近では来なくなりました。


そのかわり、スズメは沢山来るようになりました。

天気が微妙だと、少なくとも20羽以上は一度に来ていたりする様です。

餌を上げると、餌台に物凄く沢山乗って食べます。餌もすぐなくなります。


最近は、幼鳥も大分少なくなったようです。今見ている幼鳥が今年最後の幼鳥かも知れません。


オオスカシバの幼虫も、今回のが最後の幼虫になるといいのですが…