ネタで悩んでいたら、Voodoo好きな方が読者になってくれたようなのでVoodooの話を。


昔、3DFX社という会社があり、そこから発売されていたビデオカードがVoodooシリーズ。

アクセラレータとして、Voodoo、Voodoo2が。

ビデオカードとしては、Voodoo Banshee、Voodoo3、4、5、がありました。

廉価でRushとか、メジャーじゃない製品もありました。


私が最初に手にしたカードはVoodoo Bansheeで、これが非常にコストパフォーマンスが高く、1万円以下のカードでありながら、パフォーマンスは良く、これがVoodooに嵌るきっかけにもなりました。

1998年当時は、CPUが300MHzとか500MHzでしたから、3Dと言うのは敷居が高い時代でしたが、デモのゲームを見た時は、衝撃を覚えるほど良く動いたのを覚えています。


しかし、それはGLIDEの3Dであり、Direct3Dの能力的には余り高くなく、快適な3D描画を得るには、3DAPIでGLIDEがあるゲームを選ぶ必要があり、万能と言うわけではありませんでした。

もっとも、当時のDirect3Dは、GLIDEには全然及ばず、お金をかけた環境の中でも、GLIDEのほうが快適、と言う状態でした。


この辺がVoodooの衰退の一部要因でもありまして、ちゃんと使えば凄く快適だけど、設定を上手くしないと良く動かない、と言う面がありました。


個人的には、その時代に盛り上がってきたエミュレーターに嵌っており、メジャーな3DEmuとなると、PS系になるのですが、それにはGLIDEプラグインがあり、GLIDEプラグインで動かせば、Voodoo Bansheeと、8~900MHz程度のCPUでフルレートで遊べたものです。

ただ、それも、GLIDEプラグインを選べばの話であり、DirectXやOpenGL等のプラグインでは、快適に動作するとは程遠い状況で、非常に上手く動かなくなってしまいます。


DirectXでも、2D描画は非常にスムーズで、MAMEなんかも、旧ビデオのMAMEのV0.100くらい以前であれば、今でもかなり快適に遊べます。


性能的には、GLIDEを使えば、Voodoo Bansheeから、3、4までは、劇的な変化はなく、Voodoo5だと、さすがに一段違う気はしますが、凄く良くなると言う訳ではありません。3~5辺りの強化は、主にDirect3Dに向いていると思うので、Direct3Dで多少使えるようになるので汎用性はあがる、と言う傾向はありますし、プロセスルールは進んでいるので発熱は減りますが、今となっては大差ないように感じます。


私自身は、Voodoo Bansheeを2枚、3を3枚、5を1枚程度まだ持っています。直ぐ動かせるのは、3の1枚だけで、他は眠っていたり、貸していたりです。3枚くらいが現役かな?


Voodoo5は能力は高いのですが、小径ファン2個で騒音が結構凄いので、今使うならファンレスの3かと思います。電気も食いませんし、今でもいいカードだと思います。