仲間内がアクセスするうちの自宅サーバでは、FTPサーバソフトを動かして、FTPサーバとしても使えるようになっています。今迄はTinyFTPdというソフトを使っていました。しかし、如何せん開発が古く、速度的に苦しい感じがしてきました。
TinyFTPdのページはこちら
http://hp.vector.co.jp/authors/VA002682/tftpd_frame.htm
最悪、最低、不安定といったような、自虐的なコメントとは裏腹に、その動作は安定していて、今まで3年程度は何の不満も無くお世話になりました。設定法は簡潔で分かり易く、スピードと言う点を除けば、簡単に使えるフリーのFTPサーバとしては、今でもかなり有力候補になると思います。
しかし残念ながら、開発は2001年11月で終了しており更新は望めない感じです。6年前と今では通信速度も劇的に変化しています。当時は恐らく、ADSLが普及し始めた頃かと思います。私もその当時はダイヤルアップですから、その頃のソフトと考えると、速度的にはかなり厳しいわけです。
そこでちょっと調べてみましたが、シェアウェアが多く、また、日本語ファイル名を扱いたいと言う点も考え合わせると、かなり選択肢がない状況。その中で、フリーのMoreFTPdというソフトを試してみました。
MoreFTPdのページはこちら
http://sock.s278.xrea.com/More/index.shtml
設定はちょっと煩雑です。まだ私も良くわかっていないのですが、Nodeでグループを作りそのグループの中にアカウントを作る、と言う感じなようです。アカウントが作れれば、TinyFTPdとそう差はないと思うのですが、アカウントの作り方が少々煩雑です。手順説明も、初心者にも分かりやすい程親切丁寧ではなく、ちょっと悩みます。
LAN内で接続テストを繰り返しながら設定し、どうにかアカウントを一つ作って、接続に成功し、色々転送してみると、なかなかに軽快です。自機内でのFTP転送は、10MB/s(80Mbps)を上回る時もありますから、光化されても安心な速度です。
ただ、導入がちょっと面倒なのが難点です。しかし、複雑なFTPサーバでないのなら、アカウント作成は数個でしょうから、最初作ってしまえば後は、ソフトを起動しておくだけなので、問題無い気もします。もちろん、ポートを開けるとか言う事もありますが、それはどのFTPソフトでも一緒です。
接続は、IEでもFFFTPでも問題なく、FTPクライアントとして、普通の人が使うのは主にこの2つだと思うので、それで接続できれば問題無い気もします。
あんまりメジャーなソフトではないようですが、TinyFTPdをお使いの方は、今時の時代、ちょっと苦労しても導入してみる価値はあるんじゃないかと思います。
そんなこんなで、また自宅サーバをいじっている私でした。