水道の蛇口で水が止まらなくなり、パッキン変えても駄目なら、蛇口交換です。


しかし、やっていいものかどうかは知りませんが、ある事をやってみました。


この先の内容はまさに、「ジャンク扱い保証無し」です。

この記事が元で何か損害等が発生しても私は責任を持ちません。



と言う事で、どうしたかと言うと、こちら


砥石使用

新型の蛇口ではありません。

ドリルを回すと凄い勢いで水が…なんて事はありません。


ドリルに砥石をつけて、中を研磨しているのです。


パッキン変えても、水が止まらないのは、蛇口が悪いのはそうですが、蛇口のどこが悪いのかと言えば、パッキンへの当り面が悪いのです。


発想的には、シリンダーヘッドのバルブ研磨みたいな発想でしょうか。


わかりやすいのはこちら


蛇口前

実は、これは手である程度研磨した後なのですが、中の小さい銀円がパッキンへの当り面で、これが腐食や、水垢の付着などで、平らじゃなくなり、写真にもありますように、ちょっと研いだだけでは、平らにならない部分が出てきます。この黒い切れ目から、水が漏れるわけです。


それで、ドリルで研磨した後は、こちら


蛇口後

ここまで研磨すれば、大体平面になっている筈です。と言う事で、新しいパッキンに変えた蛇口の上側を取り付けます。


新しいパッキンがない場合は、裏返しと言う手があります。(どこまでせこいんじゃ…)


研磨したので、研磨した金属粉や、砥石の粉が中にある事が予想されるので、結構な勢いで水を出しましょう。

結果は、とりあえずはそう力を入れなくても水は止まるようになりました。


多分これで暫くは大丈夫じゃないでしょうか。


使った砥石はこんなもの


砥石

パッケージはこちら


砥石パッケージ


金属用軸付き砥石で、16Φ*長さが32mmのものです。

非常に丁度よいです。18Φくらいになると、蛇口に入らないと思います。


サイズ的にはこれと同じでしょうか。


WA軸付砥石赤A 16×32×6×36 MO461

¥256
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私が買ったのも298円だったので、ほぼ同じかもしれません。ただ、金属用と非金属用があったので、金属用の方が良いでしょう。


作業的には、可変速で低回転のドライバドリル辺りが丁度よいと思います。少しは蛇口のねじ山の方も削ってしまうので、高速なドリルでやるのは、結構大変だと思います。ドライバドリル程度であれば、そんなに振動もしないので、余計な所を削りません。


本当は手でも間に合いそうなくらいですが、重症な奴だとちょっとしんどいので、ドライバドリルの力を借りれば楽勝です。



これの動機はそもそも予算的な問題で、洗面所用の立ち水栓と、台所用の水栓が両方こんな状態で、買おうと思って行った所、2個で5000円近くした事から、ちょっと変更して、駄目元でやってみたら、それなりに成果が良かったと言う感じでした。


しかしながら、平滑に削らなければならないのが平滑に削りにくいとか、そもそも削っていいのかとか、削っても直ぐ駄目になるんじゃないのかとか、色々な問題があるような気もするので、余りお勧めできないような気もしますが、とりあえず、と言う方はこういう方法もいいかもしれませんが、責任は持てません。


個人的には、とりあえず問題は回避できたので良しとします。


ゴミも増えないので、ちょっとはエコロジーかな?