うさうさ占いで思い出したのだが、その昔ウサギを飼っていた。小学2~6年くらいの間の事と思う。詳しい時期は覚えていない。


最初飼ったのは、白い普通のオスのウサギだった。大人しく大きかったがかわいかった。


暫く経つと、知り合いの人が、1羽じゃかわいそうと、黒くて、首の辺りにちょっと白い縞があるウサギを持って来てくれた。これは、ちょっと小さめで大人しく、ちょっと弱弱しいが、それはそれでかわいかった。ちなみにメスである。


また暫く経つと、知り合いの人が、更にもう1羽持ってきてくれた。白い恐らく野生のウサギである。こちらもメス。しかし、暴れる。何度もみみずばれが出来た。小学生の私には、ちょっと大変だった。外に出して遊んだ記憶があまりない。


この時点でも、餌が大変であるし、小屋も3つ要る。でも、かわいいのでどうにか頑張って面倒を見ていた。当時、ウサギには草だけ食べさせていたので、草を毎日取ってきたり、自転車に乗せて、草原にいって食べさせたりしていた。


で、程なく、子供が生まれるのである。残念な方からいうと、白いウサギ同士は、メスのほうが野生で、今考えるとストレスだらけだったのか、子供は生まれたが、死産もしくは生まれたがその後死んだ。


白いウサギと黒いウサギは、黒いウサギが大人しいので、ちゃんと生まれてある程度までちゃんと育った。3羽の子供が生まれたのだが、これが面白いのである。


1羽は白  … 父親似

もう1羽は黒… 母親似

残るもう一匹は … グレー …半分半分?


子供ながらに、父親に似た子供と、母親に似た子供と、両方に似た子供が生まれると言うのは、面白いと思った。私が一番かわいがったのは、グレーの子である。


そんなこんなで、ウサギ6羽の面倒を見ることになったのだが、餌がさらにかなり大変である。草だから量は食べる。でも、楽しかった。子供も段々大きくなって、乳離れするくらいまでにはなった。


しかし、ある日、どういうわけか、黒い子供とグレーの子供が、逃げ出したのか、もしくはいたずらされたのか、居なくなっていた。一生懸命探したのは言うまでもない。鳴かないので、とにかく目で探すしかなく、かなり探した。見つかったが、黒い子供は既に死んでいた。グレーの子供も見つかったが、虫の息だった。多分、野良猫にちょっかい出されたのだと思う。グレーの子供も、程なく息をひき取った。


その後、白いメスのウサギがなくなり、黒いメスのウサギもなくなった。残ったのは、白いウサギの親子であるが、白い子供は、父親似なだけあって、オスである。だから、子供は出来ない。


2羽は随分長生きしたが、先に子供の方が亡くなった。結局、一番最初にもらってきたウサギが一番最後まで残った。そのウサギも亡くなり、ウサギの飼育も終わった。


今思い返すと、もう少し色々方法があって、もっと長生きしたとも思うのだが、私自身も子供だったので、致し方ないところではある。今なら、色々調べて、もっと上手に飼えたかなぁ、と思う。


ウサギ以外は、小鳥だけで、犬や猫は飼えなかった。ウサギは鳴かないので、飼うのには非常に良いと思う。糞もコロコロしているので、掃除もそう大変ではない。ただ、餌が草の場合、確保がちょっと大変である。


でも、やっぱり、死ぬとかわいそうで、ちょっと辛いので、また飼うとなると、ちょっと考えるかな。


そんな事を思い出してしまいました。