立川 あてまき 喜重朗 | 日本の酒場をゆく

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旅酒や 無頼な心の よりどころ

 

 

 

 

酒と肴を等分に楽しめる気鋭の居酒屋ew_icon_a400_202405090926175db.gif
JR中央線立川駅北口から徒歩約4分、立川北駅前交差点すぐ裏の居酒屋(あてまき 喜重朗)は角地の黒壁に明かりが純白の暖簾を照らす上品な構え。
躙口のような低い入口をかがんで入ると調理場を囲むカウンターのみ。
酒はビールやハイボールなどはあるが、ここはきっぱり日本酒のみ。
従業員と若い主人の男二人のさっぱりした店だ。
日本酒は全国の実力銘酒がキラ星のように並ぶ。
大信州、大七、雨後の月、会津中将、黒牛など40種以上。
うむ、できる。
思案の挙句まず奈良地酒「篠峰 隠し酒」にした。
クイー……。
「うまいのう」「ありがとうございます」
料理は旬の魚はもちろんのこと、あてまき「酒肴になる巻物」に力を入れているのが興味深い。
この日のお造り三種盛りはミナミマグロ、サワラ炙り、ブリが登場。
魚はどれも申し分ない脂ののり。
名物の「あてまき」は気品に満ちた巻物だ。
注意長ねぎの串焼き250円
厚揚げ豆腐の薬味のせ450円
地鶏もも肉のタレ焼き960円
三種盛り980円
雨後の月 広島 特別純米 五勺700円
天花 ななつぼし 秋田 純米無濾過生原酒 五勺700円
「営業時間16:00~23:00/火休」