金沢 漱流 | 日本の酒場をゆく

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旅酒や 無頼な心の よりどころ

 

 

 

 

通人が好むオーセンティック・バーew_icon_a52_20240118103053c57.gif
金沢駅から離れたら竪町通りから入った路地裏に蔦に蔽われた山小屋風のオーセンティック・バー(漱流)がある。
「いらっしゃいませ」
白シャツに黒のバーテンダーベストのマスターが迎えてくれた。
黒板にフルーツカクテルの果物が書かれている。
ゴールデンパイナップル、ゴールデンキウイ、あまおう、フルーツトマト、バナナ等々。
「何にしましょう」
「マタドールを」
「パイナップルジュースとゴールデンパイナップルとどちらにしますか」
「ゴールデンパイナップルで」
「かしこまりました」
マスターは支度にかかった。
ゴールデンパイナップルをミキサーにかけ、テキーラ、ライムジュース、パウダー・シュガーがシェイカーに入った。
素早くキャップをかぶせると激しいシェイクが始まった。
目にも止まらぬ速さにシェイカーはたちまち霜を吹いて真っ白になる。
氷を入れたオールドファッションドグラスに注いで差し出された。
ゴールデンパイナップルの豪華な甘味がテキーラを華やかにする、情熱的な一杯だ。
メモメニューはない。
チャージあり。
「営業時間18:00~翌3:00【日・祝】18:00~翌2:00/不定休」