函館 花もめん | 日本の酒場をゆく

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旅酒や 無頼な心の よりどころ

 

 

 

 

函館屋台村のおでんの妙味ew_icon_a401_20231222170714cb6.gif
函館市電函館駅前電停から徒歩約3分、小さな酒場が軒を連ねる屋台村「函館ひかりの屋台 大門横丁」に小酒場(花もめん)がある。
カウンター前のおでん鍋からうまそうに湯気が上がっている。
その前に陣どり早速、大根、玉子、コンニャク、そして芋焼酎「赤霧島」のオンザロックを注文した。
この店のおでんは関西風。
汁は透き通っているが、見た目以上にコクがあり、タネ一つひとつにしっかり出汁が染み込んでいるのが分かる。
店内は6、7人も入れば満員になるような小さな空間だが、それだけに居合わせた人同士すぐに仲良くなれるのが魅力で、誰かと語り合いたい夜にはうってつけだ。
絶妙な“狭さ”が生み出す人と人との距離感がいい。
それは物理的な意味ではなく、心を通わせることができる距離感。
とにかく、温かくて人間味があるのだ。
一見客がここへ来て、その日のうちに常連と打ち解け、またフラリと訪れる。
夜ごと常連が集う酒場だ。
注意漬物盛り合わせ500円
みがき味噌ニシン550円
真イカ一夜干し750円
本マグロ中落ち850円
いいちこ「深薫」650円
北の勝「北海道 根室」700円
「営業時間17:00~翌0:00/火休」