近鉄奈良 亜耶 | 日本の酒場をゆく

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豊富な魚貝のラインアップew_icon_a401.gif
近鉄奈良線近鉄奈良駅から徒歩約3分、小西さくら通りと東向商店街をつなぐ路地の雑居ビル2階にある居酒屋(亜耶)がに入った。
品書きにタコの酢の物がある。
タコの時季は「半夏生」、夏至から数えて11日目。
この日まで田植えなどの大仕事を終える区切りで、関西では稲がタコの足のようにしっかり大地に根を張って育つよう、タコを食べる習慣があるそうだ。
東京でもその時季は「明石蛸」と別記されて値も張るが、やはり柔らかく、香りよく、別格においしい。
タコは圧倒的に関西が本場。
真っ赤な太い足は見事に「タコの八ちゃん」になった茹でタコを主人が切って酢の物となった。
届いたタコの酢の物をかぶりついたうまさよ!
程よい酢加減にタコの風味がすばらしい。
この店の肴の品書は平凡に見えて、酒をうまくするようにしっかり追求されている。
それは酒飲みは、珍しいもの変わったものよりも、当たり前の肴を好むことを知っているからだろう。
メモ値段表示は外税。
注意活 大あさり1ヶ400円
活 赤貝1ヶ550円
活〆 しまあじ950円
活 タイラギ貝1400円
Dewar's500円
花巴の鹿梅700円
「営業時間17:00~翌0:00/日休」