侘しい地下飲食街の小酒場の魅力
JR新橋駅汐留口から徒歩約1分、外濠環状線沿いの新橋駅前ビル1号館に入った。
この新橋駅前ビルの第1、第2ビルの地下には小さな酒場が軒を連ねる。
洗練されるのを頑なに拒むかのような地下飲食街は、汐留ビル群と駅の狭間にあって侘しい路地裏といった風情。
界隈は通好みの店が多い。
そんな新橋駅前ビル1号館の地下にモツ料理の居酒屋(博多もつ鍋 がんこ)がある。
店のウリはもつ鍋と酢もつ。
午後3時、ひっそりとしたまま開店時間を迎えたカウンターに座り、酢もつをつつきながら濁り酒をチビリチビリと合わせて飲む。
酢もつは、口の中でシャクシャクと踊り、ポン酢と相まって酒がすすむ。
新橋駅前ビルの客層の主はサラリーマン諸氏が占めており、安ければ十分という立ち飲み店だって、まだまだ健在。
さすがにそんな店では、女性客の姿を見かけない。
ひょっとすると料理の味のバロメーターは、女性客の数だろうか。
値段表示は外税。
博多名物 酢もつ480円
宇和島直送 じゃこ天500円
紅しょうが天ぷら550円
牛スジ煮込み680円
愛知 國盛にごり450円
秋田 高清水700円
「営業時間15:00～23:00/日・祝休」