徳島 せき半 | 日本の酒場をゆく

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旅酒や 無頼な心の よりどころ

 

 

 

 

スナック風の小料理屋よしうお77
JR牟岐線阿波富田駅から歩くこと約8分、レンガ横町にある小料理屋(せき半)に入った。
「あ~ら、いらっしゃい」
女将が元気に迎えてくれた。
「お客さんウチはじめてね。何を飲みます?」
「焼酎のお湯割りね」
「は~い、私も一杯いただくわね。ありがとう」
まいったまいった、入っていきなりか。
はじめての店は勝手がわからない。
突出しは酢味噌がのったマグロぬただ。
「ほほう、マグロのぬたはいいな」
「おいしいわよ」
白い西京味噌にネギとマグロの緑赤が美しい。
ネギのシャキ、マグロのねっとり、しょっぱすぎず甘すぎず、ツンとくる辛みはキリッと洗練され、酒がすすむ。
クイー……。
焼酎のお湯割りがうまい。
焼酎は自分の体調で6・4も5・5も調整できるのがいい。
お湯割りの平易で素朴な飲み口は気持をほっとさせる。
仕上げに頼んだ徳島名物「半田そう麺」は、ダシがしみ出て飲みすぎた体にスーッと入っていく、優しい味わいだった。
メモコストパフォーマンスは望めない。
メニューに値段表示なし。
注意めざし
塩さば
たまご焼き
半田そう麺
日本酒
生ビール「中」
「営業時間18:00~翌0:00/日・祝休」