地元に根づく居酒屋
西武新宿線下井草駅から徒歩約四分、井草一丁目バス停前の旧早稲田通り沿いにある居酒屋(常陸)に入った。
すぐにカウンター。
五人掛けぐらいのカウンターと小さな小上がり、奥に小部屋があるだけの小さな店だ。
入口近くに席をとり、品書を見た。
ホウボウ刺身、コチ刺身、シメサバ、マグロブツ、エビ天ぷら、なすチーズ焼……。
とりわけコチ刺身が気に入った。
目の前のガラスケースの魚もピカピカに光っている。
日本酒と一緒に突出しがきた。
小鉢に鶏肉と牛蒡と椎茸の煮物。
つまみながら思案。
コチ刺身とクラゲ酢を注文した。
まずクラゲ酢がきた。
酸っぱすぎない甘めの味付けでおいしい。
コチ刺身が届いた。
コチ刺身はワサビ醤油でいただく。
身のしまり、身の甘み、身質までもが最高。
その味はまるでフグ。
フグと同じ料理にして食べくらべてもひけはとらない。
飲んで酔っ払うのではなく、酒をつなぎに旬の魚を静かに楽しむ居酒屋だ。
値段表示は外税。
生クラゲ酢500円
湯豆腐700円
すいとん700円
コチ刺身1100円
ウーロンハイ400円
日本酒小とっくり500円
「営業時間17:30~翌0:00/水休」