目利きにこだわる主人と女将の夫婦居酒屋
JR山陰本線鳥取駅から歩くこと約6分、末広通りから一本入った飲み屋街にある居酒屋(くさかべ)に入った。
主人は毎日直売所を訪れ、その日に揚がった最高の魚を仕入れる。
黒板には「あご」「ひらまさ」「かんぱち」「あじ」「はまち」「もさえび」など、その日のおすすめがズラリ。
今日は好物アゴ「トビウオ」の刺身だ。
待望のアゴ刺身は厚切りに、極細の青葱みじん切りがまぶされている。
鳥取だけにある「かれぎ」というもので、より細い「糸かれぎ」もある。
葱の辛いネバがなく、煮魚でも、そうめんでも夏は何にでもこれをまぶす。
アゴには特に欠かせなく、刺身のもっちりした旨味に青味と噛み心地をつけて納得だ。
お燗した地酒「鷹勇」がおいしい。
入って来た予約の客は奥の先客と仲良しらしく隣に座る。
ご夫婦で月に一、二度来るそうで、夫婦で通う店は良い店だ。
コストパフォーマンスは優良。
新らっきょう漬300円
あごちくわ500円
豚の角煮700円
からあげ800円
鷹勇「純米」500円
日置桜「純米」500円
「営業時間11:30～13:30・17:30～22:30/日・祝休」