近鉄奈良 一楽 | 日本の酒場をゆく

日本の酒場をゆく

旅酒や 無頼な心の よりどころ

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総菜で酒を呑むビール
近鉄奈良駅から歩くこと約8分、南市町の路地にある(一楽)に入った。
壁を埋めつくすようにカレンダー、ポスター等々あらゆるビラが重ね貼りされ、いくつものひょうたんが天井から下がり皆古い。
もらいものをひょいと飾り、そのまま何十年も過ぎたようだ。
「生ビールください」
お通しというものはないらしく置かれたのは生ビールだけだ。
黒ずんだ品書がある。
焼そば、ぎょうさ、たこ、まぐろ山かけ、うどん……。
「まぐろ山かけ、ある?」
「まぐろがないんですよ。買っといてもお客さんがいないんで」
ないのなら消しといてくれ。
「惣菜ならあります」
主人はネタケースを指さした。
おお、それだそれだ。
そのミョウガの酢漬けとマカロニサラダをもらおう。
「この品書は前はあったの」
「前はありました」
主人はそのいきさつを詳しく話したが気持はそこから離れていった。
煙草をやめていなければここで深々と一服つけるところだろう。
店を出てホテルへ帰った。
メモ値段表示は外税。
注意そば300円
うどん300円
ぎょうざ300円
たこ600円
まぐろ山かけ600円
生ビール550円
「営業時間17:00~翌0:00/日休」