帯広 よし栄寿し | 日本の酒場をゆく

日本の酒場をゆく

旅酒や 無頼な心の よりどころ

イメージ 1

 

イメージ 2

 

イメージ 3

老舗寿司屋でしっとりと更ける夜🍶

昼に帯広の歓楽街の外れで、古い木造長屋の横丁が密集する面白いエリアを見つけていた。
戦後の雰囲気を残し、成瀬巳喜男の名作「浮雲」で森雅之が訪ねる高峰秀子の住む長屋アパートに似ている。
そこへやってきた。
1階には何軒か小さな居酒屋がありあまりパッとしないが、砦のような外観を眺めているうち、どうしても入ってみたくなった。
八丁堀にある寿司屋(よし栄寿し)は、カウンターと小さな小上がりだけの店ですすけた壁がいい。
にぎりと冷酒を注文した。
この店の値段はみなとても安いが程よい酢加減のシャリはネタと絶妙のバランスだ。
とてもおいしい。
地方都市の古い横丁にある寿司屋が、とても安く、寿司の味も最高の洗練だ。
構えなく当たり前なこととして誠実に心を込める。
こういう寿司屋こそ地元に愛される飲兵衛の隠れ家だ。
メモコストパフォーマンスは極めて優良。
注意鉄火巻140円
生寿し700円
中生寿し800円
上生寿し900円
お酒400円
ビール500円
「営業時間17:00~23:00/日休」