大宮の隠れ酒場でしっとりと更ける夜![]()
JR大宮駅西口から歩くこと約10分、大宮停車場大成線から入った路地裏に(馳走 番波)がある。
知らなければ通り過ぎてしまうような佇まいに、ここが酒場であることを見極めるには、酒飲みの勘に頼るしか手立てはない。
何の飾り気も目立つものもない雑居ビルの入口を入ると上り階段。
店は2階。
私立探偵事務所入口のような無愛想な構えだ。
観光客がふらりと立ち寄ろうにも、つい戸を開けるのを躊躇ってしまうほどの光景である。
腹をくくって戸を開けると、9割ほど埋まった店内は、まさかの活気に満ちていた。
ぷ~んと漂うアルコールの芳香が鼻孔を刺激し、同時に飲兵衛たちの話し声が耳に届く。
カウンターに腰をおろし、まずはビール。
ビールはサッポロの赤星と、通好みのラインアップ。
ビールは注ぎ方で味が決まる。
グラスに向け、できるだけ細い一条の流れを作り、白い泡がむくむくと生まれて上がり、グラスの縁を越え、あふれこぼれると見た瞬間にぴたりと止める。
ングングング……。
ああうまい。
お通しの肉豆腐と揚げちくわの2種がずっと重宝。
本日のおすすめに「しめ小肌」がある。
届いたしめ小肌は研ぎ澄まされた刃物のように光る胡麻粒模様の銀肌。
びくびく淡すぎる酢加減でなく、といって酸っぱくはなく、思い切りよくスカッと〆た、啖呵のきいた酒の肴である。
大宮の路地裏に、こんな心の故郷があったのだ。
ニラ玉560円
サバとトマトのマヨチー焼き640円
気まぐれチャーハン680円
ソーセージ5種盛780円
翠ジンソーダ580円
サッポロラガー 中瓶700円
「営業時間16:00~翌0:00/日・祝休【不定休あり】」

























席料100円。


























