日本の酒場をゆく

日本の酒場をゆく

旅酒や 無頼な心の よりどころ

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西荻窪の居酒屋のおだやかな空気ew_icon_a401_20260325072314d99.gif
JR中央線西荻窪駅北口から歩くこと約六分、北銀座通りを抜けた先の住宅街に居酒屋(じんから)がある。
「いらっしゃい」
主人に迎えられカウンターに腰をおろした。
この店の神髄は、おだやかな温かみに満ちた居心地にあると気づく。
客は二人まではカウンター、三人からはテーブル席へ案内される。
カウンターに三人以上並ぶと声高になるからだ。
と言っても頑固親父が客を見張っているような店ではない。
温和な主人は一見には「いらっしゃいませ」、常連客には「お久しぶり」と声をかけるが、決して一人に集中することなく、その公平感が店を平和な心地よさに包んでいる。
まずは宮崎の芋焼酎「城下町」のオンザロック。
コガネセンガンが原料の減圧蒸留の芋焼酎。
爽やかな香りとキレのいい口当たりのフルーティーな芋焼酎だ。
この店の人気は「具だくさん!もつ煮込み」。
煮込みは器からこぼれんばかりに盛られて届いた。
大根、ニンジン、ゴボウなどの根菜類と煮込んだ「具だくさん!もつ煮込み」は煮崩れすることなく、モツの味もしっかりと生きている。
モツの味わいも鮮明で、クセは感じられず、旨みだけがしっかりと引き出されている。
シンプルな味噌味だけにモツの味はごまかせない。
モツは丹念に水洗いし、味や食感を損なうスジなどはしっかり取り除く。
そうしたちょっとした手間がうまさに直結するのだろう。
注意しまホッケ焼き630円
具だくさん!もつ煮込み690円
岩手 地蛸990円
北海 サーモン1290円
城下町「宮崎」グラス600円
三岳「鹿児島」グラス690円
「営業時間17:00~23:00【土・日・祝】16:00~23:00/不定休」

 

 

気鋭のローカルチェーン店ew_icon_a401_20260220103318487.gif
JR中央線豊田駅北口から歩くこと約一分、北口を出て右折すると飲食店が並ぶ路地がある。
いかにも地方都市のわびしい酒場通りだ。
家に帰る道すがら、ふらふらしながら、今日の居酒屋歩きも、もう終りと思うと無性にもう一軒入りたくなった。
どこでもいいや、と居酒屋(ヒトヤドパーラー)の戸をあけた。
今流行りの昔の酒場をイメージした、懐古的な雰囲気が漂う。
「いらっしゃいませ」
従業員の若いお姉ちゃんに笑顔で迎えられカウンターに腰をおろした。
カウンターに座ったはよいが、さて腹はとうにいっぱい、酒も効いてきたが、満腹したからもう帰るというものではない。
次々に店を品定めしながら、夜の町をあてどなく徘徊すること自体が面白い。
ハイボールとパリパリピーマンにした。
情けない注文だ。
まずはハイボールで喉を潤す。
届いたパリパリピーマンがおいしい。
パリパリピーマンは肉味噌とピーマンのバランスが難しいわりに、きちんと取り組んでくれる店がないと思っていたが、ここは旨味がある肉味噌と、フレッシュでみずみずしいピーマンのバランスがよく、珍しくおいしいのを食べた。
この店は以前紹介した京王八王子駅近くの居酒屋(魚酒場 じゅらく 八王子本店)の系列店だ。
系列店が周辺に、堰を切ったような勢いで次々とオープンしている。
客層は20代から中高年までと、幅広く支持されている。
注意つくね「塩/たれ」220円
パリパリピーマン480円
きゅうりとミョウガの塩だれ480円
本まぐろのユッケ980円
角ハイボール550円
東京クラフト「ドラフト生」590円
「営業時間17:00~翌0:00/日休」

 

 

 

 

連日行列ができる人気もつ焼き酒場ew_icon_a401_20260208145335181.gif
西武新宿線田無駅から歩くこと約二分、市役所通り沿いの雑居ビル二階にもつ焼き酒場(一国)がある。
今や東京都全域に展開するまでに成長した野方の「秋元屋独立店」。
その一軒が、こちらもつ焼き酒場(一国)だ。
営業開始前にも関わらず、軒先には開店を今か今かと待ちわびる客の姿。
開店するや、即座にカウンターは満席、テーブル席もあっという間に埋まってしまった。
客がこぞって開店を待っているのは、安くてうまいもつ焼きの味を求めてのことだ。
賑やかな店内は、客との距離感も絶妙で、常連客は店になじんでリラックスしている。
これが、この店の魅力だ。
カウンターに腰をおろし、まずはビール。
メニューは当然、もつ焼き【やきとん】が中心。
モツにはこだわり、毎朝つぶしたてを仕入れるため、その鮮度は申し分ない。
串焼きは「はらみ」「かしら」「たん」「たんした」「はつ」「ればー」「てっぽう」「あぶら」など種類豊富で、1本160円からと安い。
さらにいえば、モツの鮮度と味噌ダレは(秋元屋)の味を継承。
大ぶりのもつ焼きはガツンと胃袋に染みるパワー系の串。
味噌ダレはニンニクの風味が肉の脂の旨みを見事に引き立てている。
さらに定番の「ガツ酢」は程よい酸味のタレに大きくカットしたガツが、なんともヤミつきになる一品で、あっさりした味わいは濃厚なもつ焼きの箸休め的な役割を果たす。
もつ焼きと「ガツ酢」の二枚看板。
その味を一度知ってしまえば、人気店故の順番待ちも造作なく思えることだろう。
メモ席料100円。
注意チキンボール160円
はつもと180円
ガツ酢330円
ハツ刺し500円
角ハイボール500円
生ビール「中ジョッキ」630円
「営業時間17:00~22:00【土・日・祝】16:00~22:00/月休」

 

 

 

 

 

地元の常連が通うラーメン酒場ew_icon_a401_202603190853078b2.gif
京王線京王八王子駅4番出口から徒歩約10秒、京王八王子バスターミナル裏にラーメン酒場(麺笑飯店)は店を構える。
八王子ラーメンを代表に、八王子市には個性豊かなラーメン屋がある。
その誕生の経緯には、季節や場面に合わせておいしいラーメンを食べてほしいという、ラーメン店主たちの探求心がある。
その探求心により進化したラーメンを地元の客が愛し、ラーメンを愛する若い店主たちが時代に合わせたラーメンを開発。
八王子市にはラーメン文化が集約し、その多彩さは日を追うごとに磨きがかかっている。
八王子では、きっとあなたの好きなラーメンの味が見つかるだろう。
ここ(麺笑飯店)は八王子で評判の一軒。
料理は「中華そば」「わんたん麺」「麻婆ラーメン」など、ラーメン屋を思わせる料理もあれば、「ナス煮浸し」「ニラタマ」「麻婆豆腐」などといった中華料理や酒肴も数多く揃う。
言ってみればラーメン屋兼酒場である。
夜の客の9割は必ず酒も注文。
まずはハイボールで喉を潤す。
いろいろあるセットメニューから「Bセット」中華そば+半チャーハンにした。
届いた半チャーハンは卵とチャーシューみじん切りの例のやつに刻んだナルトと長ネギ。
飯がパラッとしているのは上出来だがやや油くさい。
〆の中華そばは平打ち麺を使用。
鶏ガラベースのスープは平打ち麺とマッチした上品な味わい。
たらふく飲み食いした後にもスッと胃に収まるから〆にうってつけといえそうだ。
注意冷やっこ380円
焼餃子6コ550円
中華そば780円
キクラゲ玉子850円
角ハイボール450円
生ビール中600円
「営業時間11:00~14:30・18:00~22:00【金】11:00~14:30・18:00~23:00【土】11:00~16:00・18:00~23:00【祝】11:00~16:00/日休」

 

 

 

 

予約客で賑わう新潟の実力居酒屋ew_icon_a400_202603171323089f1.gif
JR信越本線新潟駅万代口から歩くこと約五分、東大通りから入った通りにある(越後一会 十郎)は確かな酒と肴を楽しませてくれる居酒屋だ。
酒のメニューリストには新潟の酒蔵から選りすぐった地酒が並んでおり、「鶴の友」「鶴齢」などの顔触れを見れば、この店が酒に対して強いこだわりを持っているだろうことは想像に難くない。
新潟県は古くから酒どころであり、越後杜氏の里。
新潟で飲みたいと考えていた酒が皆揃っている。
思案の挙句、長岡の地酒「想天坊 じゃんげ 極辛」にした。
想天坊は地元「越後長岡みしま」の伝説の山の名前。
天【自然や気候】を想う坊【人、町】という意味にもとれ、「地元の水田・水源を常に思いながら酒を醸す人でありたい」という蔵人の思いを託している。
「想天坊 じゃんげ 極辛」は毎年二月に数量限定発売。
地元「越後長岡みしま」にある「蛇逃【じゃんげ】の滝」と呼ばれる伝説の滝から命名。
クィー……。
アルコール度数は二〇度、原酒ならではのしっかりした飲みごたえがあり、すっとキレのよい仕上がりになっている。
ふっくらとしたきれいな旨味のある個性的な辛口だ。
こうなれば刺身がほしくなり、「お刺身盛り合わせ 五種盛り」にした。
届いた五種盛りは本マグロ、ノドグロ炙り、マダイ、ゴマハチメ【タヌキメバル】、南蛮エビ【甘エビ】が登場。
珍しいゴマハチメは地魚だ。
この店は素材も、調理も、しつらえも、断然質が高い。
うまい酒と肴が揃いながら、気取った雰囲気が感じられない点もこの店が名居酒屋たる所以。
注意真イカの塩辛600円
自家製白レバーの醬油漬け680円
新潟酒肴三点盛り880円
五種盛り 1人前1080円
鶴の友 上白 普通酒「新潟 樋木酒造」徳利550円
想天坊 じゃんげ 極辛「長岡 河忠酒造」徳利650円
「営業時間16:30~翌0:00/無休」

 

 

 

 

 

連日地元の飲兵衛で賑わうもつ焼き酒場ew_icon_a401_20260215130510809.gif
JR京浜東北線川口駅から歩くこと約2分、産業道路沿いに建つ商業施設「ららテラス川口」の1階にもつ焼き酒場(川口名代 とりかい)「とり改」がある。
創業は令和4年。
連日開店から1時間も経てば店内は満席。
近隣に住む地元の常連が我先にと店を訪れるのだ。
この店で主役となるのはもちろんもつ焼き。
電熱線で丁寧に焼き上げるもつやきメニューは、豚の大動脈の部位のドカンや脾臓の部位のチレなど珍しい部位もラインアップする定番の21種を用意。
その日に運ばれてくる”つぶしたて”のホルモンは、もちろん鮮度もお墨付き。
そんなもつ焼きが1本150円からという安さで提供されているから驚きだ。
味付けは、アルプス岩塩、バリキ醤油たれ、みそたれ、塩にんにくたれの4種がある。
ただし、店としてタレにこだわりがあっても、その姿勢はあくまで客本位。
タレで味わうことの多いレバーを、塩で頼んでも二つ返事で焼いてくれる。
まずはビールで喉を潤す。
ビールはサッポロの赤星と、通好みのラインアップ。
カシラのバリキ醤油たれはしたたり落ちるトロリとした表情からも想像できるようにさまざまな調味料のうまみや風味が複雑に絡み合った独特の味わい。
一方で、塩にんにくたれのドカンはニンニクの風味に、ついつい酒が進んでしまう。
飲み物メニューに「栄町ハイボール」がある。
オリジナルの栄町ハイボールはウイスキーのクセは微塵も感じさせず、すっきりした爽快感は、ビールとはまた異なった格別のよさがある。
メモ値段表示は外税。
注意はつ150円
ドカン150円
かしら170円
ねぎガツポンズ450円
栄町ハイボール・オリジナル400円
サッポロ赤星680円
「営業時間17:00~翌0:00【土・日】15:00~翌0:00/不定休」

 

 

 

 

うまいビールが飲みたいew_icon_a401_202602131232090f0.gif
JR新宿駅東口から歩くこと約3分、武蔵野通り沿いの新宿ライオン会館地下にビヤホール(ビヤホール ライオン)新宿店がある。
地下1階はビヤホール、6階は宴会個室があり最大100名のキャパシティの大箱。
全国に舗展開する「株式会社サッポロライオン」グループの経営だ。
地下のテーブル席に腰をおろした。
生ビールは創業時から変わらぬ伝統の一度注ぎ「ビヤホールの生」 やサッポロビール「黒ラベル」など多数。
期待に胸をはずませ一番小さなグラスで飲んでいった。
まず黄金色に輝くエーデルピルス。
世界最高峰と言われるチェコ・ザーツ産のファインアロマホップを通常の3倍使用。
届いたグラスは腰の強いいわゆるマッチ棒が立つという泡でこれはいけると直感する。

まず鼻で思いきり香りを吸い込み【もうウマい】口に流しこむと鮮烈で深みのある高貴で清々しい苦味が舌を刺激し、喉へすべりおとせば苦味は一瞬に消え口中にはホップ由来の華やかな香りが広がる。
2杯目はサッポロ黒ラベルとヱビスプレミアムブラックのハーフ&ハーフ。
ハーフ&ハーフは古くからビール愛好家に好まれてきた飲み方。
個性が異なるビール同士が絶妙なハーモニーを奏で、独特なうまさが際立つ。
濃褐色のサッポロ黒ラベルとヱビスプレミアムブラックのハーフ&ハーフは、サッポロ黒ラベルの爽やかな麦のうまみとヱビスプレミアムブラックの、いわゆる黒ビールの香ばしい重厚な苦味が絶妙のハーモニーを奏でる。
無我夢中、急ぐように2種を味わいようやく落ちついた。
うまいぞ、これこそビールだ。
注意ヴァイスブルスト630円
あらびきソーセージ630円
ガーリック&オニオンソーセージ630円
ヱビスビール 特製 小グラス760円
ヱビス プレミアムブラック 特製 小グラス760円
エーデルピルス オリジナルグラス900円
「営業時間11:30~22:00【金・土】11:30~23:00/無休」

 

 

 

 

 

佐渡沖の鮮魚がたらふく味わえる居酒屋ew_icon_a401_202603151511003b8.gif
JR信越本線新潟駅万代口から歩くこと約三分、弁天一丁目の路地に(えびす鯛)新潟駅前店がある。
佐渡沖の鮮魚に定評があり、新潟を拠点に店舗展開する「よね蔵グループ」の経営だ。
「いらっしゃいませ」
若い従業員が笑顔で迎えてくれた。
玄関で履物を脱いでカウンターに腰をおろした。
まずはハイボール。
ングングング……。
料理は佐渡で揚がった魚が中心。
佐渡島は日本海の真ん中に位置する日本最大の離島。
佐渡沖は南から北上する対馬暖流と北から南下するリマン寒流が交差するため多種多様な魚介が回遊しており、日本でも有数の漁場である。
この店では毎日、佐渡沖、新潟沖から選りすぐりの魚を直送。
魚の鮮度は折り紙つき。
届いた「お造り盛合せ」はブリ、カツオ、イトヒキアジ、ホタテ、南蛮エビ【甘エビ】が登場した。
分厚いブリ刺身は切り口が鋭角に立ち、色は見るからに若々しく光る。
カツオの生臭さを全く感じない清涼感は、一目でモノが違う、鮮度が違うと分かる。
珍しいイトヒキアジはマアジと比べると淡泊で、背の青い魚と白身の中間の味だ。
ホタテはぷりぷりで甘く、南蛮エビの上品な甘さはよく知らないのにさすが佐渡の南蛮エビと言ってみたくなる。
〆は佐渡コシヒカリの氷温熟成米使用の釜戸炊き銅鍋ご飯で腹を満たした。
メモ値段表示は外税。
注意真ダコのから揚げ680円
新潟名物 する天「するめいか天麩羅」780円
梅 5貫1000円
するめいか味噌漬け焼き1280円
富乃宝山 グラス480円
角ハイボール500円
「営業時間11:30~14:00・17:00~23:00【金・土】11:30~14:00・17:00~翌0:00/無休」

 

 

 

 

 

 

漂うカレーの匂いに誘われてew_icon_a401_20260320065508128.gif
京王線高幡不動駅から歩くこと約二分、若宮通りから入った小さな飲み屋街にインド料理屋(アンジュナ)がある。
カレーのいい香りを店先にたなびかせては、通りゆく人々を店の中へと誘いこんでいる。
インド料理にビールは悪くない。
広い店内は幾つものテーブル席が並ぶ。
テーブル席に腰をおろした。
まずはビール。
しかしここで焦ってはいけない。
ビールは注ぎ方で味が決まる。
できるだけ細い一条の流れを作り、次第に瓶を三〇センチほどまで持ち上げ、白い泡がむくむくと生まれて上がり、グラスの縁を越え、あふれこぼれると見た瞬間にぴたりと止める。
ングングング……。
喉を一気に滑りおりる爽快感。
ああうまい。

インド料理は詳しくないがメニューに説明と写真が記載されてわかりやすい。
思案の挙句まずチキンティッカ白とタンドールシュリンプにした。
チキンティッカ白はインドやその周辺地域で食べられているスパイシーなチキン料理の一種。
カシューナッツベースの骨なしチキンを炭火で焼いたものだ。
タンドールシュリンプはスパイスに漬け込んだ海老の炭火焼き。
どちらもビールに合う。
〆はイエローライスで腹を満たした。
注意チキンティッカ白 2個「サラダなし」495円
チキンティッカ赤 2個「サラダなし」495円
タンドールシュリンプ 3個「サラダなし」510円
キーマオムレツ960円
角ハイボール640円
アサヒスーパードライ 中瓶660円
「営業時間11:30~14:20・17:00~20:20/月休【月祝営業翌休】」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

創業100年を超える老舗寿司屋ew_icon_a401_20260215104533c6f.gif
JR大宮駅から歩くこと約2分、南銀座入口の路地を入ると寿司屋(寿司源)がある。
店内は調理場を囲むカウンターのみ。
「らっしゃい」
高齢の大将に迎えられカウンターに腰をおろした。
まずはビール。
ングングング……。
夜の寿司屋に入ると、滅多に来れない高揚感もあってか、まず酒を頼み、何かつまみをおまかせで取って一杯やりながらそれを楽しみ、だいぶたってから「そろそろ握って」「はい、何からいきましょう」と、ようやく握りになる。
すでに腹はできているから、5、6貫でお終いだ。
まずは水蛸ポン酢が出た。
ミズダコは北太平洋に広く分布している大きなタコ。
国内で水揚げされるタコのなかでもっとも水揚げ量が多い。
足は軽くたたいて動くもので、見た目に透明感があり、コリコリの歯応え。
さて、握ってもらおう。
それから握られた、〈タコ、本マグロ赤身×2、玉子、コハダ、ボイル車エビ、ヤリイカ〉のすばらしさ。
付け台に置かれたら即、口に入れ、そしてお茶を含んで口をきれいにして次に備える。
どんどん注文するので大将の動きはリズミカルになり、肩を揺すって楽しそうだ。
最後にかんぴょう巻にすると、「はい、お茶さしかえ」と大きな声がとぶ。
およそ30分で終了だ。
たまには「おまかせで、10貫くらい握ってください」という時もある。
そして「トロとウニはいらないです」と付け加える。
値段が高いからではなく【それもあるが】、寿司としてつまらないという気持ちがある。
大好きな巻ものは鉄火巻とかんぴょう巻の両方をとる時もある。
ネタではコハダと赤身のマグロ。
通は赤身だ。
トロはいかん。
メモ食べ物メニューに値段表示なし。
飲み物メニューなし。
注意赤貝
ツブ貝
生カキ
ヤリイカ
水蛸ポン酢
あわび ステーキ
「営業時間17:00~23:00【金】17:00~翌0:00/日休」